2015年の春にJジョギングクラブの『フォンテンヌブロー トレイル合同練習会』
を計画しているワタクシ《満》。
本物のトレイル大会とはどのような基準のコースなのか?? 興味があったので、11月23日にパリの南東にあるPARCINTERDÉPARTEMENTAL DES SPORTSで開かれたトレイル大会に行ってきました。
まずRER D 線でCRETEIL-POMPADOURまで。そこから会場へは歩いて10分ほどです。
ここは大きな池があるスポーツ公園で、94件VAL DE MARNEの駅伝大会はここが会場になっています。
一度この池の周りをジョギングしたことがあるのですが、『この池の周りを回るだけじゃあトレイルとは言わないよな――』と思っていたら、実際はかなり違いましたね・・・・。
まずは申し込を済ませました(当日申込みで10ユーロ)お天気を見てから当日に申し込んで10ユーロで走れるなら安いよね。 トレイル好きのランナーには一押しでおすすめだよ。ワタクシ、今回はかわいく9,4KMの『ミニトレイル』に出場です。
着替えて、トイレへ行って、荷物のリュックサックを預けるために大会本部にいた人に『あのーー。荷物預かり所はどこですかーー?』と聞いたら、『え??ありませんよ』の返事。『えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー??荷物預かり所ないの???』
この大会のほとんどのランナーは94県のアスリートクラブの人たちで、彼らは車で来て自分たちで大型のテントを立てて自前のVILLAGEを作っているんですね・・・。そんなことは全く知らなかった初参加のワタクシ。
仕方がないのでリュックを背負ったままスタートラインへ行きました。(ちなみにこんなバカな格好で走ったのはワタクシ一人だけ。くそーーー。こんなことならそのまま走れる格好で来ればよかったぜぃ。)
スタートは広い草地の上からですが、このあたりはパリと違って露が出て草がぬれているので、スタート前にはシューズがすでに外も中もびしょびしょです。
参加者は150~200名くらいでしょうか?
コースは池の周りには行かずにRER D線から見える、人工的に作った山を走るコースです。
初めて走りましたが結構この山大きくて長いのね。
とても気持ちのいい楽しいコースで最高でしたが、坂道になると上りも下りもどろんこで、とにかくヌルヌルズルズル滑るのよ・・・・。
(写真では見えにくいのですが、ロープがあるのがわかりますか???上りではこのロープにつかまって引っ張って登ります。こんな坂道が3~4か所。)
写真に写っている白いTシャツのおばちゃんはずーーっとワタクシの前を走っていたのですが、上りの坂道でズル・・ベチャと滑って右半身泥だらけになっていました。
ここで、先日の『バイク&ラン』の大会で、顔面から転んで負傷、血まみれになって救急車に乗せられたワタクシの頭にすこーーしだけ黄色ランプがつきましたね。(『2度あることは3度ある???』)
こんなところでケガしても救急車なんて来ないし、やばいよなーーー。・・・その後はとにかく安全、安全、安全第一で上りも下りも坂は歩いていきました。
なぜこんなに滑るのか?
そもそもトレイルランナーたちはトレイル用のシューズで走っているのだよ。
トレイル用のシューズはソールの部分がサッカーシューズみたいにイボイボになっていて、悪路でもグリップ力が高いので『そんなのありえねぇーー』と思うほどのスピードでどろんこの坂を上っていくのですが、対するワタクシのシューズはそこがツルツル坊主になったランニングシューズ。グリップ力なんてものはないのよ。まあ、走力がないのが一番だけどねーー。
で、どろんこの坂を上って下って…ゴール。お土産にランナー用のマフラーをもらいました。
うーーん。疲れたけど面白かったぜぃ。これで当日申込みで10ユーロなら安いんじゃない?
すごく感心したのは100%土の上を走ったことですね。
ふーーん、これが国際トレイル大会の基準なのね。ブーローニュの森やムードンの森をペタペタ走っても”トレイル”とは言わないのよ。
トレイルランに行ってみたい人にはトレーニングにも最高の大会です。
ただし、この大会、ビールを飲む場所が全くないのよね・・・。来年は赤ワイン持ち込みでぜひどうですか??