アヌシーマラソンに次ぐ、『《ACO》の弾丸日帰りマラソンツアー』第2弾はブリュッセルマラソンですよ!
第2弾にしていきなりの海外マラソン大会デビュー! パリから一番近い外国ベルギー。『近いし、いつでも行けるから』と今までなかなか機会がなく、実は初めてのブリュッセル。
ブリュッセルまでは北駅から特急THALYS(タリス)でわずか1時間ちょっとで行けちゃいます。
というわけで、マラソン当日、北駅発朝一番のタリスに乗車。初タリス。ワインレッドの車体が素敵♪座席も広くて超快適~♪ 6時1分発だったけど、心地よい揺れにあっという間に夢の中、目覚めたらもうブリュッセル駅に到着です。
そこから地下鉄でスタート地点&マラソンヴィラージュのサンカントネール公園へ移動(所要時間15分) サンカントネール公園はベルギー独立50周年を記念して1880年に作られた美しい公園。30ヘクタールの広大な敷地の中には、凱旋門、軍事博物館、歴史博物館、オートワールドなどもあって、ランナーには魅力的なランニングスポットのようです。
この大会、ワタクシ大変気に入りました~♡
日帰りで行ける、ゼッケン受け取りは当日OK。実際にゼッケン受け取り会場(美しいサンカントネール公園)に行ってみると、当日申込みまでOK。数千人規模の比較的小さい大会とはいえ、世界中からランナーが集まる国際大会。しかも首都での開催。なのになのにすっごーくゆるい。ゼッケン受け取りに身分証明書もいらないし、ゼッケンを受け取ったらスタート地点はすぐ横。バリケードもなし、好きなところ(目標タイム)から自由にスタートできる。煩わしいスタート前のトイレ待ちも無し。荷物預かりはスタート地点の真横。(スタート地点とゴール地点は違うけど、荷物はゴール地点まで運んでもらえる)
ちょうど1年前、パリ・14区での『COURSE DE DODO』の大会でご一緒して日本チームとして特別賞をもらったハセガワさん。1年前にパリ赴任を終えその後ブリュッセル勤務になったという話を伺っていながらなかなか直接ご連絡できずにいました。『ダメもとで』と思いハセガワさんにメールを送ったところ、今年の8月からブリュッセルに赴任しているとのこと!そのハセガワさんがスタート地点まで会いに来てくれました!!
『お久しぶり~』のあいさつもそこそこに、本気ランナーハセガワさん、ウオーミングアップに付き合って下さり、『スタート後約2キロで上り下りが始まるよ』とか『市内は石畳が多いから、歩道と石畳の間のまっすぐなところを走るほうがいい』とかいろいろアドバイスをくださいました。
アドバイスを頭に詰め込んでスタート地点へ。
4時間以内のブースに並んでスタート。でもスタートから3分待っただけで9時3分にスタートポイントを通過することができました。(これがパリマラソンだと30分~1時間待ちを覚悟しないといけない)
市内の中心地を走り、国会議事堂を過ぎたら来ました来ました、ハセガワさんが言っていた登り~下り~登り・・・のトンネル、これが3回ほどあったでしょうか。
ここを過ぎると郊外へ。森の中へ入っていきます。 深ーい緑、湖もある美しい森の中。なかなか素敵です。 さらにこの大会が気に入った理由として、いつもフルマラソンを走るときはトイレの心配をしてしまい、走っている間中気になって仕方がないのだけれど、この大会はコース中に何度も仮設トイレがあって、精神的にとーーっても安心して走れたこと。
給水所もこまめに(3~5km毎)にあって、水・スポーツドリンク、アプリコット、バナナなどがもらえます。給水所には若いボランティアの人たちが多くて、ランナーの顔の高さまでコップをもって立ち止まらなくても給水できるように手渡してくれます。(気が利いてる~)
森を抜けると真ん中を路面電車が走る車道へ。
線路を挟んで右側が往路で左側が復路、緩い上り下りを繰り返す、というコースが延々と続きます。
2時間でハーフ地点通過。無理をせずに進んだので割と余裕がありました。
35キロ地点まで戻ったところで、フルマラソンの1時間半後にスタートしたハーフマラソンのランナーと合流。ここからコースは共通です。
38キロでスタート地点のサンカントネール公園へ戻ってきました。 残すはあと4KMちょっと!
ここからブリュッセルの中心地へ入ります。しばらく行くと来ました~!石畳~!思った以上に足にきます!狭い石畳の道をすすみ、歩道は見物客&観光客でいっぱい。「石畳と歩道の間のまっすぐなところを走るのがいい」とハセガワさんにはアドバイスしてもらったのだけど、人が歩道から身を乗り出して応援しているので近づけない!なので、足にガンガン衝撃を感じながら石畳を進みました。
ブリュッセル中心地は主な観光地を通る最高のコースです。証券所を過ぎたら一番の観光名所グランプラス。今はホテルになっている旧ギルドハウス~市庁舎~市立博物館を通過して42,195KM、ブルッケール広場にゴーーーーール!!!!!!!
4時間2分46秒。ゴールポイントを通過したところで名前とタイムが電光掲示板に掲示されたので記念にパチリ。
ゴール後、忙しいお仕事の合間をぬってハセガワさんに街を案内していただきました。
マラソンコースにもなっていた、世界一美しいプラスと言われる世界遺産・グランプラスにある市庁舎。
有名な小便小僧へ向かう途中にある横たわる女性の銅像。『触ると幸せになる』というので、スリスリしてきました。
小便小僧は観光客でいっぱいですね~。小便小僧に対抗して1987年にできたという『小便少女』。小便小僧とはグランプラスを挟んで反対側に位置した路地の突当りにありますがこちらは観光客もまばら。いや~これがなかなかリアルで。子供には見せられませんね~。
グランプラスでレディガガがほんの2週間前に野外コンサートをしたときに泊まったという高級ホテル。かつては監獄だったとか。
おしゃれなアーケード、ギャラリーサンチュべール。ここにはGODIVA、ノイハウス、ピエール・マルコリーニなどなどたくさんのチョコレートやさんがあるのですが、ハセガワさん一押しの王室御用達のチョコレート屋さん『MARY』でとってもかわいいパッケージのチョコレートの詰め合わせをお土産に買いました。
ベルギービールの銘柄の一つ、DELIRIUMのトレードマークピンクの象。こちらのカフェやバーでは数種類のビールをテイスティングできるのだとか。
『小便少女』の前にある雰囲気のあるバー。
いろいろ見て回ってるうちにおなかがすいてきた~。というわけでレストランへ。
まずはビールで乾杯!私はレフを。ハセガワさんはシメイを注文。
料理は前菜に『チーズとえびコロッケ2種類』。メインは『カルボナード・フラマンド(牛肉のビール煮)』と『ワーデルゾーイ(クリームシチュー)』。どれもおいしい~♪
ハセガワさん曰く、『ベルギー料理は日本人の口に合う』んだとか。くど過ぎず、あっさりし過ぎずがいいのかな??
おなかも心も満たされたところで、ハセガワさんとはパリでの再会を約束してここでお別れ。ハセガワさん、お会いできて本当に良かったです~~!
私は帰りのバス(帰りはバスでパリまで行きます)までの間もう少し観光を続けました。
ベルギーと言えばレース編み。TINTIN。ワッフル。
おなかはかなりいっぱいだったけど、名物のワッフルを食べずに帰れますか!というわけで、ワッフル試食。だいたい1,5~2ユーロで食べられるんだけど、『他より少し高いけどおすすめ』というDANDOYの3ユーロのワッフル。あっさりナチュールを注文。
外はカリカリ中はふんわふんわで、ワッフルというよりブリオッシュ。うまかった~♡
おなかも心も満たされて、パリへの帰途へと着きました。
ブリュッセル。いい街です。
コンパクトな街の中に見どころいっぱい。現地の人もとーってもオープン。マラソン中も地元の人が熱い声援を送ってくれました。
お勧めです。『まだ行ったことがない』という人はぜひ!ブリュッセルマラソンもぜひ!
ACOさん この大会かなり興味持ちました。色々な面で私の心配もクリアーしているし。ハセガワさん お元気そうで~。走り終わった後のビール これまた魅力です!来年参加してみたいなあ。その前にフル走れるのかい?っていう問題ですが(笑)。