最近はスキーの話ばかり書いていて全然走っていないんじゃないの??・・・と言われるワタクシ・・・、あんまり大会に出場する期間が開くと筋力が落ちるし・・・・、というわけで、ずーーっと前から出場してみたかったMORET, SEINE ET LONG 10km マラソンへ行ってきました。
この大会はパリから75kmほど南にあるフォンテンヌブローの森の南東にあるMORET SUR LONG(※この街はパリ郊外の日帰り旅行のガイドブックには必ず出てくる川沿いの美しい街です)の周辺を走る大会で、コース上にある街VIEUX-LES-SABLONS、THOMERY、CHAMPAGNE-SUR-SEINE市の辺りはLONG川とSEINE川の合流地点で、大会の名前も”モレ(MORET)とセーヌ(SEINE)とロン(LONG)の10kmマラソン”です。※コースは10kmの片道コース。
まず当日の朝は気合全開で6時起き、7時過ぎにはパリ・リヨン駅の車中の人となったのですが・・・ところが・・・、ここで一つ目の間違い。
乗る列車を間違えた~~~
「7:15分発、RER D線 MELUN行」に乗ったのですが、これが間違い。正解は「7:15分発、SNCF R線 NEVERS 行 MELUN途中下車」だったんですね~~
しかしこの2つの電車、同じ線路、同じ列車で片やRER D線、片やSNCF R線・・・、ってどうよ。(紛らわしいわ~ボケ~)
・・・・・・・で、、MELUNに着いた時には乗り換え予定の電車は数分前にすでに出発した後だったんですね~。(ここからがまたムズカシーーくて、SNCF R線がMONTEREAUに行くのにセーヌ川右岸線と左岸線と2種類ある)
左岸線に乗ってTHOMERYで降りればいいやーと思ったのですが、
ここで2つ目の間違い。
この列車がTHOMERY駅に停まらなかった~~
・・・・・・まあ、通過したものは仕方ないので、次の駅MORET VIEUX-LES-SABLONSで下車。
この辺りは土地勘もあるし、地図を見ると大会本部の前に橋もかかっているし、・・・・というわけで、とにかく川岸をぶらぶら歩いていくとLONG川とSEINE川の合流地点のすぐ下に橋が見えてきたんですが・・・・。
ここで3つ目の間違い。
この橋は水道橋で歩行者は渡れなかった~~
えーー、なんでよーー!!!
よーく見ると、川向うの橋のすぐ横にマラソン大会のゴールのゲートが見えるのね。
スピーカーから音楽もガンガン聞こえてくるし。うーーーん。すぐ目の前なのに川が渡れないよーーーーー!!!
この橋がマラソン大会の6km地点で、地図を見ると1kmほど下流にもう一つ橋があるので、とにかくその橋を目指していったのですが・・・・・、
ここで4つ目の間違い。
この橋は水門になっていて、歩行者には渡れなかった~~
えーーーなんでーーーー!!
小麦畑をとぼとぼ歩きだしたのですが、THOMERYの橋を渡るころには雨が強くなってきて・・・。
ここで5つ目の間違い。
スタート地点まであと1kmのところでどしゃ降りの大雨で歩けなくなった~~
仕方がないので教会の下で10分ほど雨宿り・・・。
それでも何とか小雨の中大会本部までたどり着いたのですが、時間は9時40分。
がらーーんとしてランナーが一人もいないのよね。
関係者に聞いたら、「最後のシャトルバスは9:30分に出発したからもう終わりですよーー」の答え。
がーーーーん!!!!はるばるパリから来たのに、遅刻であえなく失格となりました。
(くそーーー!!こんなことなら昨日の晩はもう1本ワインを飲んで今日は昼まで寝ていればよかった!)と思いましたが、仕方がないよね、自分が遅れたんだから・・・。
このまままっすぐパリまで帰るのも忌々しいので、上流のST.MAMMESの街まで小雨の中を歩きました。
ここの橋から見るセーヌ川はパリとは全然違っていて、大きくて広くて、どこまで行っても橋がないのよね。
ST,MAMMESは今は眠ったような田舎の街ですが、トラックがなかった昔は賑やかだったんだろうな…と思わせる街ですね。川岸というよりほとんど港です。
このあたりから天気が良くなって、LONG川のほとりをぶらぶら歩いていたら・・・、や、や、や、対岸に大人数のランナー発見!
今日のマラソン大会の参加ランナーで、(飛び入りしようかーー)を思ったけど、またまた川が渡れないよーーー。
この辺りはMORETに住んでいた印象派の画家シスレーが多くの作品を描いた川岸で、あちらこちらにシスレーの絵のパネルがあります。
ちょうど雨上がりだったから、どこを見ても美しかったです。
MORET SUR LONGの街は教会と美しい水車小屋で日本人にも有名な街。
こういう城壁はほとんどブルゴーニュ風ですね。
この辺りは昔々は戦争ばかりしていたから門もごっつくていかついよね。
この地方はこんな城が結構あるよ。
画家シスレーの家は教会のすぐ南側にあります。
ふつうの家ですね・・・・・。
この時代は友人のモネはすでに売れっ子画家。に対してシスレーは売れない無名画家。
モネと絵は似ているけど家の大きさが全然違うね。シスレーが亡くなった時はモネとルノワールが一緒に来たそうです。
カフェでビールを飲んで帰りはまた川岸をぶらぶら歩いてVIEUX-LES-SABLONSの駅まで行ってパリまで戻りました。
しかし今日はよく歩きました。15km以上は歩いたかな・・・。マラソン大会は失格になったけど、ランドネ大会に出場したと思えば・・・まあ、いいか。
あらら、散々でしたね。でも、綺麗な町を紹介してくれてありがとうございました!私も10キロなら走ってみたかったな。
Yさん、最近トレーニングしていますか?
近いうちに大会ご一緒できるといいですね。
≪満≫