~L’ALPE D’HUEZ(アルプ・ユエズ)編~
パリの気温が20度くらいに上がる日もあるすっかり春の日差しになった3月23日、グルノーブルの東68kmにある、1968年の冬季オリンピックの会場にもなったアルプ・ユエズ(L’ALPE D’HUEZ)に0泊3日弾丸スキー旅行へ行ってきました。
今回の参加者は、日本でも山やスキーに行っていたYUKIさん、スノーボードにはまっているKANAさん、長野県出身・日本ではフリースタイルスキーをやっていた奥ちゃん、スキーよりも雪見酒が飲みたいわたくし《満》の4人組です。
まず22日土曜日の21時にレストランおぐらに集合。ここで軽い夕食を済ませた後、”徹底的にお金を使わない旅行をする!”Jジョギングクラブスキー同好会はお弁当作り。おにぎり、から揚げ、エビフライ等々・・いっぱい詰め込んで。出発前にO沼さんご夫妻差し入れのワインで「かんぱーーい」と景気づけ。うーーん、テンション上がりますよねーー。
23:00にベルシー駅でYUKIさん合流して23:15にリヨンに向けて出発ーー!!
1月も0泊3日弾丸スキー旅行へ行きましたが(こちらからご覧ください)この時はガラガラだったバスも、今回は7-8割ぐらいお客さんが乗っていました。興奮して眠くならないので当然お酒ーー、バスの中は少し揺れるのでグラスにお酒はつげません。ボトルからちびちびラッパ飲み・・・。遊びに行くときのお酒は本当においしいねえ~。
途中で一度トイレ休憩をして23日(日)05:30にリヨンPERRACHE駅に到着。
駅の待合室で休憩して軽く食べてトイレ(注 PERRACHE駅のトイレは6時にならないと開きません)。スキーバスの集合地点のBELLECOUR広場はここから歩いて10分ほどです。夜明け前の街を男女4人で歩いていると、”朝まで遊びまくってラーメン食べに行く六本木の早朝6時”という感じですね。ハッ八ッハッ・・。
6時30分ごろのリヨンはすっかり夜が明けてローヌ川が美しかった・・・。
今回のスキーバスは7割くらいお客さんが乗っていていましたね。
6:45にリヨン出発。今回のバスはトイレ付きで安心。(途中トイレ休憩はありません)
もちろん車内で奥ちゃんと朝酒を飲んでぐーーっと寝ました。
9:30頃バスの集合地点・OZ OISANSに到着。この辺りは標高約1400mで、雪はかなりありますが道路は大丈夫。スキーバスがあまり上までいかないのはやっぱりチェーンの問題かもしれないね。
ここでバス会社と提携している「SPORT 2000」でスキーを借りました。
ブーツ、スキー、ストックの3点セットがYUKIさんは1日22ユーロ、奥ちゃんは少し上の品質で35ユーロ、スノーボードのKANAさんは1日25ユーロ、ラケット(雪上カンジキ)を借りた《満》は1日6,50ユーロでした。(※スキーバス参加者には20%の割引あり)
ここでコーヒーを飲んでトイレへ行っていざ出発~~~~~!!!
しかし、パリを出るときは「雪がないかもね・・・」などと言っていたのに、めちゃくちゃ雪があるじゃないのー!
リフトで上へ行くと景色は真っ白、白銀の世界で、「雪がないかもしれない」なんて心配は全然ありませんでした。あちらこちらに雪崩が起こっていて、まさにパリとは別世界・・・。
皆さん興奮して下の風景を見ていました(そりゃあそうだよ・・・)
パウダースノーの中を膝までもぐって、リフトの下をガンガン滑ってるもんね・・。
2100m地点で乗り換えて2700mに到着。この日は天気が荒れていたので3300m地点までは行けませんでした。3300m地点には有名な岩山の中を滑るトンネルピストがあるのですが行けなくて残念ーーー。
ちなみに3300m地点から1125m地点まで落差約2200m、一気に滑れます。うーーん、日本とはスケールが違うよね。
下に降りて2100m地点で《満》は皆さんと別れて1850mのアルプ・ユエズのヴィラージュへ、来シーズンのための取材へ行きました。
しかし、このアルプ・ユエズのヴィラージュはとにかく広いね。つかみどころがないというか、街の中心がないというか・・・。いろいろな地区に分かれているから街の中心というのがないんですよね。街の中には無料のシャトルバスがあって、それぞれコースごとに「りんご」「いちご」「レモン」などの名前がついています。
バスとは別に街を移動するのにゴンドラが2路線あります。↑(これ)うーーん、ここでも日本とのスケールの違いを感じる・・・。下には子供用ゲレンデも多くあって子供スクールもあります。
ここでお昼ごはん。メニューは弁当+カップラーメン。酒は黒白波のお湯割り+宮城県気仙沼の銘酒「蒼天伝」。これがメチャメチャおいしかったーーー。これを飲むためにここまでくる価値はありますね。
このあたりからだんだん雪が強くなってきて、街も真っ白。2100m地点も真っ白け。天気が良ければサンデッキが出るのですが、今日は全くなし。ここからはフリースタイルのスノーパークやソリ専用コースもあります。
ちなみにラケットって知っていますか?一日6,5ユーロで借りられる雪上ランドネ用のカンジキですが、結構楽しいよ。
その後、16:00頃に他の3人と合流して16:30にバスは出発、19:30頃リヨンに着きました。
ここで世界遺産の旧市街をブラブラしてカフェへ。その後ノートルダムフルヴィエール教会まで歩いて(景色がきれいだったー)PERRACHE駅着。TGVに乗ってパリまで帰るYUKIさんと別れて3人でビール。23時発の帰りのIDバス(夜行)は8割ほどのお客さん、出発してすぐにみんな爆睡。翌5:30にパリ着、で、解散。お疲れ様でしたーーーー。
ちなみに今回の《満》の費用は、パリ~リヨン間のIDバス38ユーロ、スキーバス(+リフト券付)45ユーロ、ビール2回7ユーロ、コーヒー2ユーロ、貸ラケット6,5ユーロで、TOTAL98.50ユーロでした。
イエーーイ!今回も100ユーロ以内で行けたぜぃ。