いやー、暑いですね~ 猛暑ですよ。バスク地方のビアリッツでは42.9度を記録したそうです。これは少しやばいですね。下手すると死んじゃうよん。
そんなうだるような暑さのパリを逃げ出して、またまたアルプスにトレッキングに行ってきました。
blablabusでいつものグルノーブル行乗車ですが・・・、あれれ?バスが来ていない??
今年の2月のバカンスシーズンに、乗る予定のバスが遅れまくってスキーに行けなかったことがあってトラウマになっているのです・・・。が。結局30分遅れでバスは出発。あー、よかった。
ビューンと飛ばしてバスは定時の7時にグルノーブルに到着。
まずは駅の切符売り場にバスのチケットを買いに行ったのですが、朝の7時にバスの担当の係員がまだ来ていなくてチケットが買えない・・・。それはダメでしょ~!!
この切符売り場では以前もそんなことがあったよな・・・。イライラ。結局20分遅れてバスの切符の売り場がopenしました。
行先は先月も行ったCHAMROUSSEです。
バスに乗ってから気が付いたのですが、郊外行のバスは車内で現金でチケットが買えるのね。なーんだ、知らなかったよ。
ビューンと飛ばして、CHAMROUSSEに着いたのが9時頃。
相変らずCENTRE COMMERCEはすべての店が閉まっています。
トレッキングコースをうろうろ探したのですがわからない。看板も出ていない・・・。※帰って来たときにわかったのですが、CHAMROUSSE1750mのVILLAGEにはトレッキングコースの看板がないのだ。スキーゲレンデを300mほど上に昇っていかないと看板が出ていない。バーロー、バーロ―、初めて来たのにそんなことわかるかい!
結局わからないのでさらに南側のコースからスタート。
しかしねぇ。北に向かって行きたいのにどんどん南に行ってどうすんだ!?まったく、何やってんだか・・・。
はじめはスキーゲレンデを歩くのですが、そのあとは石がゴロゴロしているコース。手を使わないと登れないところもあってかなりワイルド。
今日はしっかりバトンも持ってきているので大丈夫です。
これがLAC ACHARD。おー、いい感じじゃん。
動画は→(こちら)
テント泊している若者がけっこういます。国立公園じゃないしテント泊をしてもいいんですね。でも標高が2000mくらいあるから風が強いんじゃないかな?ワタクシもトレッキングテント泊をしたことがあるけど、その時はキャンプ場だったからね。こういう自然の中でテント泊、というのはやったことがないなぁ。さすがに若い人は元気がいいねー。私には多分ムリ。できない。最近軟弱だし、歩いた後は冷たいシャワーも浴びたいし。トイレもねー。一番ビビってしまうのが”虫”。大自然の中だとハンパじゃないからね。以前虫にやられたことがあってトラウマになっているのだ。真夜中にテントの周りを虫に包囲されるとほとんど恐怖映画の世界です。
てくてくてくてく。
ここはけっこう有名なコースらしいのですが、3回も峠越えがあってなかなかワイルドで楽しいコース。景色もいいです。
へ~、こんな湖なのね。いつも来るときは雪と氷の世界だったから知らなかったよ。5月に来たときとは全く違う場所のようです。
泳いでいる人もいます。あーー、ワタクシも海パンを持ってくればよかった・・・。
水もきれいです。かなり冷たいけど。
トレッキング&ハイキングをしている人がいっぱいいます。
この集団はロープウェイで2253mのCROIX CHAMROUSSEまで登ってきた人たちです。
60代~70代くらいだと思われる中高年の人も多いですね。山歩きはランニングと違って年を取ってもできるスポーツだからね。ワタクシなんてまだまだ鼻たれ小僧くらいかな??
これがOURSIEREの滝。
13時になったので滝を見ながらお昼ごはん。
くう。ビールがおいしいぜい。
今日は13時になったら引き返そうと決めていたのだ。
反対側から来る人もけっこういるけど、この人たちはLA PRAの山小屋に泊まっていた人たちなんだろうか?
かなり大きな山小屋なのかな??今日は遠回りをしているので行きませんが、行こうと思えば行ける距離です。でもおそらく早めに予約しないと泊まれないだろうな・・・。CHAMROUSSEはトレッキング天国だからね。・・ということが分かったのが本日の収穫です。
REFUGE DE LA PRA 動画は→(こちら)
こんな沢がありました。もちろんこの水は飲めます。
冷たくて甘くておいしい~。何しろ暑いですから。ペットボトルいっぱいに補充して・・・てくてくてくてく。
峠を越えて歩いていると、雪があるところでこのおじさんが『この岩のうしろにシャモワがいる!』とワタクシに言ってきたんですね。
はい?何ですか??シャモワ???
いきなり言われたので何のことだかさっぱりわからなかったのですが、岩の陰にこんな子がいました。
動画→(こちら)
以前、エクラン国立公園の谷の反対側の斜面で野生のシャモワを見たことがあるけどその時はかなり遠かったんです。こんなに近い距離で見るのは初めて。4mくらいかな?
一生懸命草を食べていましたね。角が小さくて、多分まだ子供のシャモワ。
フォンテンヌブローの森の中で鹿の親子と遭遇した時はガンを飛ばされてビビったけど、子供のシャモワはかわいいねぇー。これが角の大きな大人のシャモワに山の中で威嚇されたらかなり怖いだろうけど。
LAC ACHARDに戻ってきました。泳いでいる人もいます。
が、この湖の水ってあまりきれいじゃないのよね・・・。
てくてくてくてく。石と岩が多いですね。
バトンがないと少ししんどいかも。
CHAMROUSSE1750mに戻ってきました。お疲れさまでしたー。
が、VILLAGEは相変わらずのゴーストタウン。しかたがないのでCHAMROUSSE1650mまで2㎞の道のりをてくてくてくてく。
6月はウイークエンドのみ、7月&8月は毎日動いていて2253mのCROIX CHAMROUSSEまで行けます。
ここは眺めが最高のCAFE RESTAURANTがあって、天気のいい日は最高に楽しいかも。料金は往復で10ユーロ。片道だけ買って帰りは歩いて戻ってきてもいいし、初めて山に行く人には楽しいんじゃないかな?アルプス山歩きデビューにはいいところですよー。
CAFEでお疲れさまビール、くぅ、おいしい~ しみるぅ~。
この山の手前側がスキー場で、反対側に雪と氷の世界があるわけですね。
最終のバスに乗ってグルノーブルへ。
バスを降りると空気がモワーーーというかどよーーんとしている。うひゃー、こんなに違うの??
今日は標高1650m~2100mあたりをうろうろしていたのですが、天気も良くて爽やかだったけど、標高215m・盆地のグルノーブルはどよーーーーん、空気が濁っています。暑さがこもっているというか。グルノーブルとシャムルッスは30㎞しか離れていませんがまったく別世界です。
市内をうろうろして、グルノーブルの日本人コミュニティの中心といううお店をとうとう見つけました。
これかー。たたずまいはレストランというより食料品店のよう。しかし日曜日はお休みでした。また次の機会に・・・。
グルノーブルの駅に戻って22時10分はつのBLABLABUSを待っていたのですがバスが来ない・・・。10分、20分、30分待っていてもバスが来ない・・・。
いやー、焦りましたね。すでに最終のLYON行のTERは出発してしまったからグルノーブルから出れないし。これがパリ・ベルシーのバスターミナルだと”××分遅れます”という表示が出るのだけどそんなのないし。
このまま駅で1泊して翌朝7時のLYON駅のTERに乗って、LYONから135ユーロ払ってTGVに飛び乗ってもパリのワタクシのレストランに着くのは11時頃。
どうしようかーー、と考えていたら、1時間遅れでバスがきました。イエーイ、ありがとう~。1時間遅れくらいならOKです。日本ならOUTだろうけど。
バスはパリの朝の渋滞に巻き込まれて、結局2時間遅れでパリに着きました。お疲れさまでしたー。
いやー、いろんなことがあったけど、天気が最高だったし行ってよかった!
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今回のトレッキングの費用
- BUS パリ~グルノーブル 往復 29.98ユーロ
- BUS グルノーブル~CHAMROUSSE 往復 8.8ユーロ
- ビール代 8ユーロ
TOTAL 46,78ユーロ
6月のアルプストレッキング、かなりいいです。雪はないし日は長いしバスは安いし。(これが7月&8月だとめちゃ高くなる)
さあ、次はいよいよLA PRAの山小屋泊だぜい。うっひっひっ楽しみ~。
CHAMROUSSE LAC ACHARDトレッキングでした。
ちゃんちゃん。