先週、中世祭り見学に訪れたDOURDAN。こじんまりとした街に充実の内容のお祭りで楽しかったですね。(レポートは→こちら)
フランス中、あちこちの街でマラソン大会が行われていますが、ここDOURDANにも2013年から続くマラソン大会(トレイル大会)があります。
今週はトレイルを走りに、またまたDOURDANへ行ってきました。
走った大会はこちら→LA DOURDANNAISE
子供トレイル(1㎞&2㎞)、5㎞、10㎞、21㎞トレイルの計5レース。(5㎞、10㎞、21㎞トレイルは10時に同時スタート。登録料は3レースとも14ユーロ。当日申し込み+5ユーロで可)
先週のDOURDAN中世祭りはRER C線が工事のため運休。代替バスで2時間かけてDOURDANまで行きましたが、今週は通常通り運行されていました(やった!)のんびり車窓から風景を眺めていたらあっという間、先週の半分の1時間で到着。先週に比べてものすごーく楽ちん&快適でした。
大会本部はRER C線、DOURDANの次の駅、『DOURDAN LA FORET』で、ここがホントのRER C線の終着駅です。パリからDOURDAN行の電車は約30分ごとにあるけど、ひとつ向こうのDOURDAN LA FORETは平日は朝・夕の通勤&通学時間だけ、週末は午前1本午後1本しか止まりません。
RER C線の終着駅、DOURDAN LA FORETを下りたすぐ目の前の美しい立派な体育館が大会本部です。
体育館の横に高校があって、駅の周りにはそれ以外なーんにもありません。だから、電車がほとんど止まらないのね・・・。
体育館でゼッケンを受け取って・・・。
スタートは体育館のすぐ目の前です。
10時に5㎞&10㎞&21㎞ 3レースが同時スタート。バンッ。
コースは100%自然の中。それほどきつい傾斜はなくて、ゆるーい上り下りを繰り返す感じでした。コース幅も広くてとっても走りやすい。
参加者は100人ほどで、コースを示すロープもあまりなく、ボランティアの数も少なめだったけど、コースが比較的緩やかで幅も広めで見通しがきいたから迷子になる心配もありませんでした。
途中、道なき道を進むコース、コースが狭くなるところがあったけど、そんなときは前のランナーを見失わないように、コースを示すロープを探しながら慎重に進みます。
こんな感じで19㎞地点あたりまで何の問題もなく、順調に進んでいました。
ワタクシ、方向音痴で過去トレイル大会で一人旅になって迷子になったこと数回。それで凝りて”一人旅”を避けてなるべく前のランナーが見えるところをキープして走るように気をつけていたのですよ。
今日もそうして気をつけていたのに。19㎞あたりで前を走っていたランナーが歩き出して、『もうここまできたらゴールにたどり着くだけだし大丈夫でしょう』って追い抜かしたんですね。←私のうしろを3人のランナーが追う感じ。前に他のランナーは見えず。
ポジション的には約100人いた21㎞トレイル参加者の真ん中少し前くらいにいたはずなんです。でもすでにコースを指示してくれるボランティアは撤収していたのか一人もおらず。運悪く、コースを示すロープが数か所でちぎれて進むべき方向がはっきりせず・・・。
19㎞地点あたりまでは正しいコースを進んでいたはずなのに、その先が進めど進めどゴールにたどり着かず・・・『これはおかしいぞ』と、私のうしろをついてきた3人のランナーに、「私たち正しいコースを進んでいますか?」「迷子になっちゃったんじゃありません?」と聞いたら、彼らも確かにおかしい、と思ったようで、GPSで位置を確認したら、ゴール地点から4㎞ほど離れたところにいるというではないかー!(オーマイガッ)しかもすでに23㎞走ってるって!(なんとっ)
森の中で途方に暮れるランナー4人。今更戻ってレースを再開する気力もなく・・・。一人のランナーが友達に連絡して車で迎えに来てもらいました。
3人のムッシューたちは怒り心頭で、『主催者のオーガナイズが悪すぎっ』『ボランティアもさっさと撤収していないし、責任感がなさすぎじゃないかー』『戻ったら参加料の返金を要求してやるー』と鼻息ブンブンだったけど、先頭で彼らを間違ったコースに誘導した私としては一緒になって怒ることもできず・・・。心の中で『ごめんよー』と謝りつつ、下を向いて小さくなるしかありませんでした。トホホ・・・。
車で元の体育館まで戻ってきて、(私と一緒に迷子になった4人のうち)一人のランナーが早速主催者に文句を言いに行ってたけど、主催者のムッシューはいたって冷静で、『ムッシュー、そんなにお怒りになっても仕方ないですよ。それに実際、ほかのランナーは迷わずゴールしていますし・・・』としれーと言い返されていました。
そしてまた小さくなる私・・・。私と一緒に迷子になってレース無効になってしまった3人の皆さん、ごめんねー。
そんなわけで、あと1㎞ちょっとのところでゴールできず無効になった今回の大会ですが、確かにオーガナイズが悪いところもあったでしょうが、全体としては良い大会でした。ゆるめのコースで、本気トレイルランナーには少し物足らないかもしれないけど、コースのドゥルダンの森(FORET DE DOURDAN)がとっても美しい森でよかった―♪静かで緑が濃く、自然の音や空気を感じながら走れてホントに気持ちよかったです。
自然の中を気持ちよく走りたい、という初心者にお勧めの大会です。
La Dourdannaise
La Dourdannaise