アルプスてくてくトレッキング~BREDA谷とLE PLEYNEYに行ってきました!~

先週はSONOさんとCHAMROUSSEに行ったワタクシ≪満≫ちゃん。

今日は一人でトレッキングに出発です。イエーイ!

※ちなみに今回はカメラを持って行かなかったので、このレポートには写真がありません。

まずはBERCYのバスターミナルから、いつものFLIXBUS NO706便で出発です。NO706便、グルノーブル行のドライバーさんはいつも2人組で同じ人なのね。ワタクシが行くと『またお前か…』みたいな顔をされるもんね。ハハハ。

バスはビューンと飛ばして08時00分定時にGRENOBLE着。(いつもは7時着ですが、今日から夏時間が始まったので08時着です。)

駅でバスのチケットを購入(4,70ユーロ)

今日の目的地は、まずはBELLE DONNE山脈の北にあるALLEVARDです。この街は古くからある温泉場ですが、水温が低くて16~7度しかありません。やっぱり温泉って、”飲む”んじゃなくて”つかる”ものでしょう!沸かし湯でもいいんだけど・・・。

ALLEVARD 動画は→(こちら

08時40分にバスはGRENOBLEを出発。お客さんはワタクシ一人だけ。約1時間、09時40分にALLEVARD COLLEGEに着きました。

なんとびっくり、目の前にスキーバスが停まっているので、聞いてみるとLE PLEYNEY行き。おーーラッキー♪待ち時間1分でスキーバスに乗り換え。

切符は車内で買えて2ユーロでした。安っ。お客さんはまたしてもワタクシ一人だけ。

バスは475mのALLEVARDからぐいぐい登って1450mのLe PLEYNEYに10時30分頃着きました。ここは2週間前にタク君と行った7LAUXスキー場の一番北側になります。

7 LAUX 動画は→(こちら

このVILLAGEは小さなところで、貸スキー屋が2件、レストラン&カフェが3件、スーパーが1件、あとは貸アパート・バンガロー、それだけしかありません。

まずはOFFICE DE TOURISMEでトレッキングの情報を仕入れます。係りの人が教えてくれたのは、『ランドネコースとスキーゲレンデは重複していて、今は雪が多いのでトレッキングができない。SEPT LAUXの山小屋まではここから歩いて約4時間、でも日帰りだとしんどいし、天気も変わりやすいから、山小屋に1泊してのんびり帰ってくるのがおすすめ』『そこの目の前の山をぐるーーっと回っていけば行けるわよ。』だそうです。

しかしねー、ワタクシは初めて来た素人なので、『目の前の山をぐるーーっと回る』と言われてもよくわからないんですけど。

しかたがないので、貸スキー屋さんでラケット(雪上カンジキ)を借りて(1日18ユーロ)雪上ランドネへGO!

動画は→(こちら)

しかし雪が多いねー。もうすぐスキーシーズンも終わりなのに、1450mより上は真っ白、白、白の雪の世界。地図をがん見して行ったのですが、雪に埋もれてどこがランドネコースなのかさっぱりわかりません。

結局2000mくらいの高さまで登ってここでお弁当のお昼ごはん。くう~ビールがうまいぜい。

雪山を見ながらビールを飲んでいたら、係の人が行っていたことがなんとなくイメージできたかな?『ある程度上ったら、横に動いて谷の反対側に行けるポイントがある』ということですね、多分。

この動画はPEYNEYーSEPT LAUXの山小屋までのトレッキングの動画で、夏になったらこのコースを歩いてみたかったわけですよ。

動画は→(こちら)

イメージもできたし。てくてく歩いて、PLEYNEYでラケットを返してお疲れさまビール。くう。おいし~。

今日はスキーをやらないから昼から飲んでもいいのだ。

PLEYNEYもだいたい分かったし、また350mてくてく下って、標高1100mのLE FOND DE FRANCEの村へGO!

おー、これが有名なLE FOND DE FRANCEの村。なーんにもありませんが、トレッキングのスタート地点としていろいろなところへ行けます。

LA COMBE MADAMEの山小屋まで3時間、SEPT LAUXの山小屋まで3時間、PISSOUの滝まで1時間半。うーーん、ワタクシの脚力でも行けそうな気がしてきた、ウッヒッヒ。

村には7LAUXスキー場50周年記念のポスターがいっぱいあります。50年前というと1972年、これは札幌オリンピックがあった年ですね。1968年のグルノーブルオリンピックの後で、戦後ベビーブームの若者たちが20代で、お客さんがいっぱいいたんでしょうね。

スキーブーム、レジャーブームで、この7LAUXのスキー場も国家プロジェクトで作ったスキー場だと思うのですが、その前まではこの村が人が住んでいる最後の村。この谷はLE BOUT DU MONDE DE BREDAとかいうし、村の名前もLE FOND DE FRANCEですよ。(”世界の終りのBREDA谷”、”フランスの一番奥の村”)すごい名前だね・・・。

この村には、このあたりで有名な古い民宿LA MARTINETTEがあります。おーーいい感じじゃん。けっこう大きいのね。部屋数も多そうだし、テラスもあるし、ほとんど山小屋と同じです。

民宿の前をまっすぐ行けば、

REFUGE LA COMBE MADAME(動画は→(こちら))

PISSOUの滝(動画は→(こちら))

REFUGE DES SEPT LAYX(動画は→(こちら))

この民宿をベースに泊まったらいろんなところに行けて楽しそう。

実はワタクシは山は好きだが、山小屋はあまり好きではないのだ。コロナ感染数も最近また増えてきているしね。山小屋の2段ベット×6=12人部屋に知らない人と泊ってもあまり楽しくないし。マスクをしながら寝るのもね・・・。いわしの缶詰みたいに寝るのはもっと嫌です。

それにワタクシは22時消灯、睡眠というのができない人間なのだ。インターネットもテレビも必要ないけど、個室で眠くなるまでちびちびお酒を飲んで本を読んでいたいのよん。

民宿のマダムがいたので立ち話、予約はインターネットでできるそうです。

GITE LA MARTINETTE→(https://www.lamartinette.com/)

近いうちにお邪魔します、よろしく~。

最終のバスに乗ってビューンとALLEVARD着。

カジノと温泉場を見学してからSNCFの駅があるPONTCHARRAに向かっててくてくてくてく。

電車まで2時間半、PONTCHARRAまで14㎞。うーーん、ヒッチしないと間に合わないかな?紙とマジックペンも持っているし、どこでヒッチしようかな?と考えながら歩いていたら、1台の車が止まって「どこまで行くの?乗っていきなさいよ」と言ってくれました。ラッキー―。

このあたりに住んでいる40代くらいのマダム。

『あなたどこまで行くの?PONTCHARRAだったら県道までだけどいいかしら?あなたどこから来たの?へーー、パリ?こんなところにくる人って珍しいわね。ALLEVARDは温泉場だから、来るのは年寄りばかりね。パリで何をしてるの?へー。日本レストランの経営者?こんな田舎に日本レストランはないわねー。あるのはピザ屋とハンバーガーとケバブくらいね。ちゃんとしたレストランもあるけど、あんなところ、私たちには高すぎていけないわ。でも私、シャンベリーでSUSHIを食べたことがあるわよ。おいしかったわー。このあたりの人はみんなSTOPやるわよ。バスなんてほとんどないからね』だそうです・・・

ありがとうございました。

県道のローターで車を降りてPONTCHARRAに向かっててくてくてくてく。

人家はまったくありません。こんなに谷が深いのね。マダムが、冬は道路が凍って事故が多いのよ、と言っていたけど、確かにやばそうな谷ですね。

PONTCHARRAの駅には20時ごろに着きました。お疲れ様~。

20時58分の最終のTERでGRENOBLEへ(9ユーロ)

22時15分発のFLIXBUSでビューンとPARISに帰ってきました。

おつかれさまでしたーー。

今日も良く歩いて楽しかったね。暖かくて、天気がよくて、雪が多くて、14度くらいあったかな?全く寒くありませんでした。

やはり、山のことは行ってみないとわからないことが多いよね。でも何となく行ける気がしてきた。うっひっひ。楽しみだぜい。

世界の終わり、BREDA谷てくてくトレッキングでした。

ちゃんちゃん。

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