今年は新年早々ハーフマラソンに出場して滑り出しは順調だったんだけど後が続かない・・・。
寒い朝に早起きして出かけるのもなぁ・・・、ハーフやフルマラソンはちょっと自信がないしなぁ、参加者のめちゃ多いビック大会に行くのも気が進まないなぁ・・・。なーんて、前回大会に出場してから1か月以上モチベーションが上がらずグズグズしていました。
が、チンタラ家の周りをジョギングするのにも飽きたし、そろそろ大会に出て気分を変えたい!
ジョギング初心者の人やまだ大会に参加したことのない人は『どの大会を走っていいのかわからない』、『10㎞はちょっと長いなぁ』、『ハーフやフルマラソンは自信がないし、参加人数が多い(参加料の高い)大会も気後れするなぁ』という人も多いのではないかと思います。
しかーし。
フランスのマラソン大会というと、パリマラソン(だけ)を考え、パリマラソン出場を目指すランナーが多いのですが、パリマラソンだけがフランスのマラソン大会ではないのですよ。(パリ市内だけで年間46大会、パリ近郊で年間約330大会、セミマラソンがフランス全土で年間約230大会、フルマラソンが約66大会開催されています。フランス全土では実に約5350ものマラソン大会があるのです。)
今週末は、そんな、あまり知られていないけど、「気軽に」「お安く」「楽しく」走れるパリとその近郊の大会を走ってきました。
まずは2月12日【土】に参加したのがこちら→La course de la Saint-Valentin の10㎞マラソン。
この大会は2015年にも走ったことがある大会です。(レポートは→こちら)
恋人や家族など、大切な人に贈り物を贈って愛を伝えるバレンタインデーに開催されるこのバレンタインレース。5㎞デュオまたは10㎞ソロの2レースがあるのですが、前回同様今回も10㎞ソロを走りました。
2000年に初めて開催されて、今年で22年目になるこの大会、主催がゲイ&レズビアン支援団体で、LGBT(レズ・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)への差別をなくし、社会的な理解を広く求めるのを目的としています。
実はパリで初めて開かれた『カップルレース』なんだって(意外)。5㎞デュオは男&男、女&女、男&女のデュオでの出場ができて、二人一緒にスタートしてゴールするのがルール。友達や恋人とカップルで申し込むこともできるけど、デュオ参加希望者で相方のいない人については,『5㎞デュオ、キューピット』に申し込むことができて主催者がキューピットになって相方を見つけてくれるらしい・・・。
「デュオを走ってみたいなぁ」と思いつつ、いろいろ妄想が膨らみすぎて勇気が出ず・・・、結局今回も10㎞ソロに出場しました。
前回はLA VILLETTEを走ったけど、今回はパリ19区の25hある広大な公園 Buttes Chaumontがコースになっています。
メトロの駅前にある体育館でゼッケンを受け取って荷物を預けたら、そこから約600m離れたButtes Chaumontまでてくてく。
体育館の入口で衛生パスのチェック。 → 最近はパスがないとマラソン大会には出れません。
チェック済の人にはハート型のスタンプを押してくれました。(”バレンタインレース”っぽい?)
寒い・・・。この日の朝は氷点下近くまで気温が下がって、ピリッとした寒さです。
しかし、大会は熱く盛り上がっています!
”仮装”も歓迎。(レース後に表彰あり)
↑坂を上り切った公園の一番の高台のスタート地点でウオーミングップのダンスタイム。
コースはButtes Chaumont内の2,5㎞を4周する10㎞なんだけど、採石場跡に1867年に造られたという広大なButtes Chaumontは、湖や高い木が多くある静かで美しい公園で散策したりピクニックしたりするのにとってもいいところなんだけど、元採石場ってことで高低差が30mもあるのですねー。
上って下って・・・、ふぅーー、きっついコースだ~。
5㎞参加者約200組(参加費デュオで24ユーロ)、10㎞ソロ参加者約400人(参加費14.50ユーロ)。途中給水サービスあり。参加賞にローション、シリアルバー、水、フルーツが入ったお土産がもらえました。
同じコースを4周するのはさすがに最後の方は飽きてきました。が、ポンポンダンス&太鼓などコースの数か所で熱い応援で盛り上げてくれました。
よく運営されたいい大会です。大会も盛り上がって熱く、とても気持ちよく走れました!