てくてくトレッキング~アルデッシュ渓谷に行ってきました!~

アルデッシュ県、って知っていますか?ローヌ川の西側、リヨンとアビニヨンの間にある県です。以前、お客さんと話していた時、アルデッシュ県にカヌーの聖地・キャンプ天国があることは聞いていたのだが、一度も行ったことがなかった。そもそもアルデッシュ県はフランスで唯一電車がなく、メチャメチャ行きにくい観光天国・フランスのブラックホールみたいなところなのだ。

週末、お天気になりそうなので、カヌーのベストシーズンの5-6月のアルデッシュ渓谷へ行ってきました!

まずはパリ・リヨン駅。DSC_1850DSC_1851

 

 

 

 

これが05:45分のOUIGO乗場。右がマルセイユ行き、左がモンペリエ行き。

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お客さんは満席でした。DSC_1853

 

 

 

ビューンと飛ばしてTGV VALENCE駅。ここでTERに乗り換えてVALENCE VILLE駅着。時間が少しあったので街ブラへ。

これが街のシンボル・キオスク。DSC_1857

すぐ前には美しい公園が広がっています。

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こんなプレートがありました。DSC_1859

この人の名前が付いた広場や通りがいくつかあのですが、女性三ツ星シェフのお父さんですね。VALENCE のポールボキューズみたいな地元の名士 有名人です。

TERに乗って南下してMONTELIMARで下車。(約30分)

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バスの時間まで2時間あるので、行ってみたかった朝市へGO!

へー、こんな感じなのね。MONTELIMAR初めて来たよん。

このあたりはVAUCLUSE県が近いので、街の雰囲気はほとんどプロヴァンス地方のようです。

 

街ブラをしていたらこんな家がありました。

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国王アンリ2世の愛人の美魔女、ディア―ㇴ・ド・ポワチエ様の家。へー、こんなところに住んでいたのね。数年前にロワール地方のブロワまで行ってレポートに書いたことがあります。

レポートは→(こちら

 

これが朝市。だいぶパリとは違うかな?プロヴァンス地方が近いから、野菜・特にフルーツがメチャメチャおいしそうで安い。あとは名産のオリーブ。自家製のタップナードがおいしそう~。チーズは、どうもこのあたりではヤギのチーズを作っているみたいね。ピコドン、というのですが、いろんなバリエーションがあります。しかし不思議に思ったのだが名産のヌガーがないのだ。

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モンテリマルと言えば、アーモンドがたっぷり入ったヌガーが有名ですが、朝市にはない?くそーー、試食で一口だけ食べようと思っていたのに。でも今時の子供はこんな古くさいお菓子を喜んで食べることもないでしょうね。固いし。うちの子供たちもヌガーが食べたい、なんて言わないもんね。伝統菓子って今に消えていくんでしょうね。

今日の目的地はGORGE DE ARDECHE 動画は→(こちら

バスは11:30分に出発。車内でチケット販売をしてくれました。最近はインターネット販売だけ、なんて生意気な会社もあるので心配だったのだ。

ローヌ川を渡るといよいよアルデッシュ県。おー、初めて来たぜー。1時間15分の旅ですが、窓の外はずっとブドウ畑。へー、こんなにワインを作っているんだね。アルデッシュといえば普段飲みの安い白ワイン、というイメージで、パリのスーパーにも売っていますが、けっこうまじめに頑張って作っているワイン生産者もいるのかもしれませんね。自分飲みのワインなら楽しそうじゃん。

バスは今日の目的地、VALLON PONT D’ARCの街に12:45分に到着。バスターミナルのすぐ前に大きくて立派な観光局があります。すげー。それだけヨーロッパ中からお客さんが来るということなんでしょうね。14:00にならないと開かないので坂を上って街ブラへ。DSC_1880

こんな観光地なのね~。レストランもCAFEもたくさんあってお客さんもいっぱい。今日はHOTELの予約をしてこなかったので、いくつかのホテルで聞いてみたけど空き室なし。街を1時間ほどうろうろしましたが、カヌー屋・お土産屋・レストラン・CAFE・・・、こんな店ばかりで花屋さんとか八百屋さんとか電気屋さんとか、生活感のある商店がほぼありません。いやいや、さすがカヌーの聖地・キャンプ天国。年間どのくらいの観光客が来るんでしょうね。

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観光局で安いホテルはありませんか?と聞いてみると、川の対岸2㎞ほど離れたSALAVASという街に部屋がありました。

てくてくてく。これがカヌーの聖地ARDECHE川。

動画は→(DSC_1894

動画は→(DSC_1895

カヌーがいっぱいいるぜー。

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このあたりはキャンプ場が多いねー。川原はほとんどキャンプ場です。

 

 

地図で数えてみると約20か所あります。すごい!さすがヨーロッパ中から客が集まるキャンプ天国ですね。

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これはオリーブ畑。DSC_1893

5月なのにもうセミが鳴いていました。

動画は→(DSC_1900

チェックインが15時30分で時間があったのでSALAVASの旧市街をうろうろ。ここがすごくいい街で、観光客ずれしたVALLON PONT D’ARCとは全く違う、中世時代からほとんど変わっていないような、時が止まったような街なんです。商店は一つもありません。

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DSC_1909い感じ~。これが本当の地方都市なのね。

しかし、どうしてこんな不便な山の斜面に街があるんだろう??

小さな教会はプロテスタント。この地方はユグノー(新教徒)とかカタリ派とかが多かったからユグノー派の隠れ里みたいな街だったのだろうか??

15時30分にHOTELにチェックイン。シャワーを浴びてワインを飲んで軽食を食べてふーーー。落ち着いたー。

部屋はこんな感じ。DSC_1914

シャワー、洗面台、トイレ。

ワタクシのようなお酒を飲んで寝るだけの人にはこれで十分です。

リュックを部屋に置いて軽装で観光地PONT D’ARCへGO!

HOTELから4㎞ぐらいだから片道約1時間。てくてくてく。しかしキャンプ場が多いねー。どのキャンプ場もほとんどがプール付きの3つ星or4つ星リゾートキャンプ場みたいです。でもこういうキャンプ場はお値段がけっこう高いのよ。

これが一番の観光地、PONT D’ARC。

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動画は→(こちら

 

 

でかーーい。重量感がすごい。川は静かでまるで湖のようです。小さな砂浜があって、日光浴をしたりピクニックをしたりカヌー遊びをしたり泳いだり・・・、楽しそう~。

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あー、しまった!海パンを持ってくればよかった!山の中に行くのに海パンという発想がなかったなぁ。

動画は→(DSC_1930

川で冷やしたビール。いただきまーーす。

うーーん、おいしい。しみじみおいしいぜい。

ベストシーズンのARDECHE川ってこんなに素晴らしいのね。こんなにゆるい川なら子供でもOKだし、素人でもできるね。来てよかったぜい~!

また4㎞の道をてくてくてく。あとはワインを飲んでぐわーっと寝るだけ。

ZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZZ.

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2日目

あーよく寝た寝た。今日も晴天。このHOTELの小さなテラスから昨日うろうろしたSALAVASの旧市街がよく見えます。

動画は→(DSC_1946

眺めがよいテラスでコーヒーを飲んでいるとき、ワタクシはやっとSALAVASの街が山の斜面にあるのがわかったのだ。DSC_1945

これはたぶん洪水で家が流されないため??しかし、あんなに静かな川を見ていると洪水なんてピンとこないけど、どうやらこの川は昔から暴れていた川のようで、岩山に穴を開けるくらいだからね。

動画は→(こちら

さてさて、コーヒーを飲みながら今日の計画。

本日の目的地、SNCFの駅はここから60㎞ほど離れているのだがBUSはない。ワタクシは一日MAX35㎞ぐらいしか歩けない。なので、残りの25㎞をヒッチハイクで何とかしよう、という作戦です。

とりあえず8:30分にHOTELを出発。

VALLON PONT D’ARCの市内から親指を立てて歩いて待つこと約10分、一台目の車が止まってくれました。イエーーイ!

【1台目】”VALLON PONT D’ARCの50代のカヌー屋のおじさん”

「あんたどこの国の人?へー、日本人。このあたりで日本人は見たことないなー。俺はカヌーの仕事をしているけど、外国人は北の人が多いよ。英国、オランダ、ベルギー、ドイツとかね。バカンスシーズンはむちゃくちゃ外国人が来るからすごいよ。」

「あそこ見てみろ。あの対岸にも昔は道路があったんだけど洪水でみんな流されたんだ」

「次来たときはカヌーをやってみたいの?でも8㎞とか12㎞コースとかやめといたほうがいいぞ。あんなのはガキのお遊びだから、大人がやるもんじゃないよ。やるなら24㎞コースにしとけ。長すぎず短すぎずで絶対に楽しいから!」

だそうです。

で、ビューンとPONT D’ARCに到着。カヌー屋のおじさん、ありがとうございました。

※パリに帰ってから調べてみると、1890年には28の橋が流された洪水があったそうです。こんな感じかな?

動画は→(こちら

これが朝のPONT D’ARC。誰もいません。

動画は→(DSC_1948

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この岩の穴、高さ何Mくらいあるんだろう?25mくらい??

 

 

 

穴が開いているということはそこまで水位が上がったということ?25m水位が上がる洪水って日本ではありえないですね。

これがPONT D’ARCの東側からの眺め。よく写真を使われているのがこのアングルです。

東に向かっててくてくてく。このあたりは洞窟の多いところだね。

数万年前には人が住んでいて、壁画もあるそうですが、今回はすべてパス。

それにしても風景が単調というか同じように見えるというか・・・。(DSC_1954

てくてくてく。気温の低い午前中はヒッチハイクはしないと決めているのだ。

たまに見晴らしのいい展望台に出ます。

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川がキラキラ光ってカヌーがたくさん見えます。

 

 

この崖って何メートルあるのかな?100m以上は軽くあるね。

12:00時を過ぎたので親指を立ててヒッチハイク開始。

てくてくてく。待つこと約15分、2台目の車が止まってくれました。イエーーイ!

【2台目】”イタリア・ミラノからガールフレンドに会いに来た30歳くらいのお兄さん”

ミラノから来た、というのでフットボールの話とかをふってみたけどあまり乗ってきません。

「ACミランとか好きじゃないんだ。フランス人は何もわからないからいつもミラノ出身って言ってるけど、本当はミラノから40㎞くらい離れた北の山の近くの出身でね・・・」

コモ湖のあたりですか?と聞くと、

「おーーー、コモ湖知ってるの?その近くよー、コモ湖の西側には同じような細長い湖があってね。そこの出身だよー」

スキーによさそうですね、と聞くと、

「自分の家からスイス国境まで15分くらいだからね。あなたもスキーやるの?自分は子供のころから毎シーズンスノーボードでガンガン滑ってるよ。フランスは今シーズンはスキー場が閉まっていたけど、スイスは開いていたからね。客は少ないし、雪のコンディションも最高だったよ」

急にスキー場の話で盛り上がって楽しかったねー。

次の展望台に着いたので車を降りると、

「楽しい話をありがとう。北イタリアに来たら行ってみてね。コモ湖はスノッブだけど、うちの湖は夏も冬も最高だよ」

だそうです。

イタリアのお兄さん、ありがとう。グラッチェ、グラッチェ。

ここがGORGE DE ARDECHEで一番有名な展望台、BALCON DES TEMPLIERS。

動画は→(こちら

ここで雄大な景色を見ながらお昼ご飯とワイン。

うーん、おいしい。しみじみおいしいぜい~。

こんなに岩が削られるのね。それだけ水圧がすごいんでしょうね。

元気になったので親指を立ててくてく。

しかし暑い。暑いぜー。

風景が飽きてきたな・・・。どこまで行っても石と岩ばかり。岩といっても大きな岩はなくて割れてしまうような岩です。アルデッシュ渓谷には川の支流というのがほとんどなくて、からからに乾いている山です。てくてくてく。

いい加減いやになってきたころ、3台目の車が止まってくれました。

【3台目】”高級4WDに乗った、マルセイユ在住の老夫婦”

「あなた日本人?私たち、2回日本に行ったことがあるのよ。1回目は東京、2回目は大阪。息子がニューカレドニアで仕事をしていて、飛行機の乗り換えで一日だけだったけど、街の中心にも行ったのよ。フランスとすごく違っていて楽しかったわ」

「私たちマルセイユに住んでいるけど、アルデッシュに田舎の家を持っていてよく来ているのよ。オートルートで来ればそんなに時間もかからないし。ここはいいところよー。静かだし、人は少ないし、自然はいっぱいだし」

マルセイユに何度か行ったことがあるのですが、おいしいブイヤベースの店はどこに行けばいいのですか?と聞いてみると

「マルセイユの旧港の近くにはレストランがいっぱいあってブイヤベースが名物だけど、15ユーロとか20ユーロとかでブイヤベースを出している店はやめたほうがいいわよ。あれは魚が入った黄色いスープで本物のブイヤベースじゃないわ。冷凍のタラとかサーモンとかを使っているんじゃない?地元の人はぜったいに行かないわね。本物のブイヤベースって小さい魚をたくさん使うから作るのが大変なのよ。昔からやってるような古い店で30ユーロ~40ユーロくらいのブイヤベースが本物なんじゃないかしら?」

とのことです。

いろいろ話をしていると、老夫婦の息子さんがワタクシと、老夫婦がワタクシの両親とほぼ同世代ということがわかりけっこう盛り上がて楽しい時間でしたね。

ビューンとST.MARTIN D’ARDECHEの街に着きました。

マルセイユのパパ、ママ、ありがとうございました。

わーい、街だ―、カフェだー、たまらずテラスでビール。DSC_1968

ここまで来るともう渓谷ではありません。

動画は→(DSC_1967

ふー、落ち着いたー。でもSNCFの駅まではまだまだ遠いのだ。

隣の街のST.JUSTまで県道をてくてくてく。約3㎞。

1件だけ開いていたCAFEでビール。暑い――。

街に降りてくると親指を立ててもなかなか車は止まってくれないので、紙に約10㎞離れたとなり街・BOURG ST.ANDEOLと目的地を書いてヒッチハイク。

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今回は歩かないでロータリーの出口で親指を立てて待つこと約10分、4台目の車が止まってくれました。

【4台目】”地元 BOURG ST.ANDEOLに住んでいる30代のお兄さん”

「あなたさっき県道をあるいていましたよね?すれ違いましたよ。なんでアジア人がリュック背負ってこんな田舎を歩いているんだろう?って覚えていたんで、ローターで見たときすぐにわかりましたよ。自分は転勤で来ていて、住んで1年くらいだけど、静かでいいところですよ。でも若い人にはどうかな?遊ぶところがないから」

だそうです。

あっという間にBOURG ST.ANDEOLに着きました。

お兄さん、どうもありがとう~。

動画は→(こちら

これがBOURG ST.ANDEOLの古い街です。ローヌ川を越えるとDROME県。やったー、帰ってきたー。

ラストスパート。てくてくてく。

PIERRE LATTEの駅に着いたのが18:15分でした。

お疲れさまでしたーー。完歩したぜー、イエーーイ!

TERでVALENCE に戻って、まずはとにかくビール。

 

VALENCE は大きな街で、テラスにも人がいっぱいで大都会に来たみたいです。

VALENCE  TGV駅までTERで行って、最終のTGVでビューンとパリに帰ってきました。

お疲れさまでしたー!

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☆☆☆アルデッシュ渓谷トレッキングの良かったところ☆☆☆

  •  水量が少ないベストシーズンのARDECHE川はすばらしい。本当にカヌー天国。
  • ヒッチハイクを4回やったけど、簡単に止まってくれた。田舎にいると人の親切さを感じる。
  • ヒッチの車中の会話がすごく楽しかった。
  • PONT D’ARCは観光地としてもなかなかすばらしい。歩いて行ける。

 

★★★アルデッシュ渓谷トレッキングの良くなかったところ★★★

  • VALLON PONT D’ARCの街はあまりにも観光地化されていて好きになれなかった。
  • HOTELが少ない。5月だからよかったけど、7月8月のバカンスシーズンは部屋がないと思う。
  • 風景がずっと同じで川がほとんど見えない。

 

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1泊2日アルデッシュ渓谷トレッキングの費用

パリ~VALENCE  TGV駅 OUIGO代 19ユーロ

VALENCE  TGV駅~MONTELIMAR TER代 9,7ユーロ

MONTELIMAR~VALLON PONT D’ARC BUS代 9,3ユーロ

HOTEL 代          55ユーロ

ビール代        11ユーロ

PIERRE LATTE~VALENCE  TGV駅 TER代 13,50ユーロ

VALENCE  TGV駅~パリ TGV代   45ユーロ

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TOTAL  162,50ユーロ  でした。

 

楽しかったねー。最高。でもお天気がよくてベストシーズンだったからね。お天気が悪かったら行くところではありません。

アルデッシュ渓谷てくてくトレッキングでした。

ちゃんちゃん。

 

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