ドイツとの国境のワインの銘産地・アルザスで広々としたブドウ畑を走る、しかも給水所ごとにアルザスの名産物とそれに合わせたアルザスワインが迎えてくれるという食いしん坊&のん兵衛には夢のような至福のマラソンレース、アルザスマラソン。
去年(2018年度)は≪満≫&ACOが参戦し、大いに飲んで楽しんできました。(レポートはこちらとこちら)
今年はジョギングクラブの皆さんと一緒にはじけたい!飲んだくれたい!、と、『一緒に楽しみに行きませんか?』と声をかけ、大人11名、子供6名、計17名のメンバーで参加してきました。
去年は『弾丸旅行研究会』メンバーの≪満≫&ACOの参加につき、”泊まりなしの0泊2日弾丸マラソン参戦”で、往復夜行バス使用という無茶な行程でしたが、今年は前日の土曜日から現地入り。マラソン前日に行われる子供マラソンやパスタパーティ、そして観光も存分に楽しんでしまおう、ということで、泊り(1泊)ありの充実したスケジュールでした。
パリからアルザス(ストラスブール)へ、今回は格安TGVのOUIGOを使いました。
早めに予約すればパリからストラスブールまで1人16ユーロで行けちゃいます。※行きの料金。
※OUIGOは料金変動制。
(※大人と一緒に購入した場合の子供の切符は1枚8ユーロ。)
パリ東駅~ストラスブール間のOUIGOは1日3便あります。
私は11時10分東駅を出て13時01分にストラスブールに着くOUIGOに乗車。
そのまま地方線・TERで3駅のところ(約15分)のマラソンビラージュあるMOLSHEIM(モルスハイム)へ移動しました。
静かで美しい地方の街が一年で一番熱く賑わう日ですね。
まずはマラソンビラージュでゼッケンの受け取り。
マラソン前日のこの日は15時半から年齢別&性別(4歳から15歳対象)に子供レースが8レース行われます。
子供のための遊び場も充実しています。
一番年長のカテゴリーは大人顔負けのマジっぷり。最前列の子供ランナーは本気です。
そんな中、ジョギングクラブKIDS5名はゆるーく参加。
みんな頑張ったね!
子供マラソンは参加費3ユーロで4歳から15歳が参加でき、Tシャツ、お菓子やジュースなどの参加賞がもらえるほか、完走後はお菓子やジュースがたっぷり用意されています。
17時半からカテゴリーごとの表彰式。みんなりっぱりっぱ。
そして。
このマラソン大会の子供マラソンの後のお楽しみイベントに『帽子コンテスト』があるんです。
去年の様子なんかを写真で見たらしょぼくて、『おっ、このレベルなら帽子コンテスト入賞いけるじゃん??』…って、張り切って帽子を作っていったんですよ。
息子作の帽子もKAISU君のサッカー帽子もYUSEIくん&LOUIS君の兜もかっこよくてかなりいけてたんだけどなぁ。。。。
派手でボリュームのあるもの、ワインやプレッツェルなど、地元の名産を使ったものが選ばれていましたね。
『悔しーーー』『来年は入賞してやるぅ――――』とリベンジを誓った我が娘なのでした。
その後、MOLSHEIMからストラスブールへと再び戻りました。
何人かはそのままMOLSHEIMに留まってキャップ場泊(詳しくは≪満≫さんレポートをご覧ください→こちら)
18時30着のOUIGOに乗ってきたNAOKOさん&TERUMIさん&O田さんとストラスブール駅で合流。私たちはマラソン前夜のこの日はストラスブール駅近くのキッチン付きホテルに泊まりました。
泊ったお宿はこちら。
清潔で広くてレセプションの人も親切でしたね。
明日のマラソンに備えてまずは腹ごしらえ~。
ストラスブールの街ブラもそこそこに、ホテルのイケメンレセプションのお兄さんおススメのアルザス料理レストランへ行きました。
これで2人分ですか??
タルトフランベ→
カリッカリでうまーーい♪
ふう、食べたー。
しっかり力をつけて、明日のマラソンを走り切るぞ!!
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大会当日。
アルザスマラソンは8時スタートのフルマラソン、9時スタートの10㎞マラソン、10時スタートのハーフマラソン、の3レースがありますが、どのレースもストラスブールからだとあさイチの電車に乗っても間に合いません。
私はフルマラソンに参加、ほかのジョギングクラブのメンバーはハーフマラソンに参加しました。
マラソンの間、子供を預かってくれる託児サービス(無料)があったので、まずはストラスブールからタクシーでマラソンビラージュ近くへ行きました。
(6時15分にストラスブール駅前でタクシーを拾って、所要時間約30分、50ユーロでした。)
※託児サービスは6時半~15時の間可。
そしてそこから約2㎞離れたフルマラソンのスタート地点のDORLISHEIMのショッピングセンターCORAへシャトルバスで移動。
続々と参加者が集まってくるー。仮装したランナーも多数。
イエーイ!
8時にフルマラソン参加者900人がスタート!
みんな後でねー。行ってきまーす。
スタート動画は→(こちら)
ここ、DORLISHEIMはフルマラソンと10kmマラソンのスタート地点。ハーフマラソンはシャトルバスがSCHARRACHBERGHEIMという所まで連れて行ってくれます。
で、すべてのレースが共通のゴール地点MOLSHEIMを目指します。
そして、フルマラソンは42,195㎞中に、12か所のアルザスの名産物とそれに合わせたワインが飲める給水所があるんですねー。素敵~♪
給ワイン&グルメポインとの間には水や果物がとれる普通のエイドもあり、実に2,5㎞毎にエイドが設置されているんです!
というわけで、毎年『飲んで食べる』のを楽しみに来る参加ランナーで大人気のこの大会、いちおう時間制限がフルマラソンが7時間、ハーフが4時間半ということになっているけど,大幅に超過する参加者多数というゆるーい大会なんですねー。
コース前半戦はブドウ畑、トウモロコシ畑、緩めの上り下りを繰り返します。
前夜に降った雨のせいでコースがどろどろで走りにくかったー。
第2給ワイン&グルメポイントは5km地点(MUTZIG)
クグロフとPINOT BLANC。
第3給ワイン&グルメポイントは9,5km地点(MOLSHEIM)
各給水所にはバンドがいて盛り上げてくれます。
バンド動画→(こちら)
第4給ワイン&グルメポイントは14km地点(ERGRSHEIM)
タルトフランベとROSEワイン。
フルマラソン42,195㎞の間にアルザスの17のコミューンを通過してきますが、どこの村でも地元の人が熱い声援を送ってくれました。
第5給ワイン&グルメポイントは18km地点(Dahlenheim)
ここまで、フルマラソン参加者だけで給ワイン&グルメポインはおかわりし放題。うっひょーい。
きつい登り下りをいくつか過ぎたらハーフ地点に到着ー。
ここはハーフマラソンのスタートのScharrachbergheimという村。
アルザスらしい可愛い街なみの素敵なところです。
ここから先はハーフ&フルの2レース分になるのでエイドはランナーでいっぱい。
第7給ワイン&グルメポイントは26km地点(MARLENHEIM)
ニシンの酢漬けとRIESLING。
ハーフを過ぎてからもワイン畑の上り下りがいくつかありました。
第8給ワイン&グルメポイント29km地点(WANGEN)
ソーセージとRIESLING。
29㎞すぎ。terumiさん&CHIYAKOさんに追いついたー。
きれいね―♪
さあ、あと10㎞ちょっと、頑張ろう~。
第9給ワイン&グルメポイント31km地点(TRAENHEIM)
マンステールチーズとGEWURZTRAMINER。
まだまだ余裕ねぇ。
第10給ワイン&グルメポイントは37km地点(DANGOLSHEIM)
パテとPINOT GRIS。
ゴールまでもう少し!
↑↑このあたりまで来たら、散々飲んで食べて私もかなりテンション上がってますが、参加者もみんなうかれてます。踊っちゃってます。
このあたりでジョギングクラブの他メンバーを追い越したらしい、が、いつ追い越したの??(←酔っぱらってた??)
第11給ワイン&グルメポイントは39km地点。(WOLXHEIM)
パンデビスとMUSCAT。
最後、ゴール直前まで給ワイン&グルメポイントがありました。
第12給ワイン&グルメポイントは41,5km地点(MOLSHEIM)
ビスキュイとCREMENT。
で、ゴー――ルゥ!!
ジョギングクラブのみんなも次々とゴール。
ゴール様子①動画は→(こちら)
②動画は→(こちら)
ジョギングクラブのメンバー全員が無事、楽しく完走できました。やったー!
10km、ハーフ、フルマラソン、すべての参加者に完走メダル&Tシャツ&アルザスワイン1本のお土産付き。
隣のマラソンヴィラ―ジュでマラソン後の昼食。(フルマラソン参加者は登録料に含まれる、ハーフ&10km登録ランナーは10ユーロでこの昼食が食べられます)
ちなみに登録料はフルマラソンが50ユーロ、ハーフが25ユーロ、10kmが14ユーロ。(ただし申し込み時期によって値上がりあり)
メニューはハム、マンステールチーズ、パン、付け野菜、デザート、飲み物(ワインまたはビールまたはソフトドリンク)
ちょうどピーク時ですごーい行列。食事会場も前の広場も人・人・人。人であふれています。
しばらくのんびりして、気温が上がってものすごーく汗をかいたので、少し離れた体育館で荷物を受け取ってシャワーを浴びてさっぱり。
その後、再び電車でストラスブールに戻りました。
パリに帰るOUIGOの時間までしばらくあったのでストラスブール市内観光へ行きました。
赤茶色の外観の荘厳なストラスブール大聖堂、ドイツとフランスの両方の影響を受けた独特な雰囲気の街並みを堪能しました。
ストラスブールをあとに19時17分発OUIGOでパリへと戻りました。(21時37分パリ着)
参加した皆さん、お疲れ様でした!
去年も楽しかったけど、今年は大勢で行って、楽しさも倍増でした!
去年はわからなかったこと、できなかったことも今年はできた充実の2日間でした。
マラソンビラージュ近くのキャンプ場に泊まった人、ストラスブールのホテルに泊まって大会当日タクシーで会場まで来た人、子供マラソンに参加した人、観光に出かけた人、それぞれの楽しみ方で2日間を過ごせたと思います。
よく飲んでよく食べてよく走った楽しい楽しいアルザスマラソン旅行でした。
来年も参加したいなぁ。帽子コンクールリベンジのためにも。
これを読んで興味を行きたくなったあなた、ぜひ来年は一緒に楽しみに行きましょう!