ウルトラマラソン初挑戦!~AMIENS 100kmマラソン~を完走しました!

私、決して速いランナーではありません。

ラン歴はそろそろ10年、これまでけっこうな数のフルマラソンを走ってきたけど、タイムは10年前からほとんど変わっていません。

ストイックに練習して、『もっとスピードを縮めて入賞を狙ってやるぜぃ』とかいう野心もないし、『次は〇〇の大会を目標に練習をする』なんていう計画性もありません。

マラソン大会に出るのは好きだけど、5kmも10kmもハーフもフルも、トレイルもロードも、“走りたい時に走りたい場所で走りたい大会に出る“『てきとーランナー』です。

そんなてきとーランナーの私。急に思い立って『100kmマラソン』を走ることにしました。

 

ウルトラマラソン・・・

フル(42,195km)以上の距離を走るマラソン、よく行われているのが距離100km・制限時間14時間の100kmウルトラマラソン

・・・・って、

は?

14時間?

朝起きて行ってきまーすって出かけて夕方ただいまーって帰ってきてもまだ走ってる?

100kmを一人でただ走り続ける?

何ですか、それは?

って感じですよね。

もう,未知過ぎて想像できません。

 

100kmがどれくらいの距離なのか、14時間も走り続けて完走できるのか、全く分かりません。

でも、フツフツと『走ってみたいなー』『やってみたいな―』と気持ちになっちゃったんですね。

 

初めての100kmマラソン大会、出場したのはこちらの大会~100km de la SOMME~です。

向かったのはパリからTERで1時間ちょい、フランス北部の街 ソンム県の県庁所在地でもある都市・アミアン。そう、マクロン大統領が生まれてブリジット夫人と出会った街でもあります(←どうでもいい情報)

 

到着したのが大会前日の夕方だったので、暗くなる前に街をぶらぶらっと散策に出かけました。18,10,13amiens-1

アミアンといえばここ、世界遺産・白亜の大聖堂~アミアン大聖堂~。18,10,13amiens-3

時間が遅かったので中には入れなかったけど、どこから見てもその荘厳なたたずまいはさすが世界遺産!

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大聖堂のすぐ近くの街の中心部にHOTEL DE VILLE があって、レストランやお店が多くあって賑わっています。18,10,13amiens-518,10,13amiens-6

またアミアンは『北の小さなヴェネツィア』とも呼ばれている、運河が多い街。運河沿いに散歩するのにとーってもいい感じの遊歩道や休憩するのに最適なカフェやレストランが立ち並んでいます。18,10,13amiens-4

 

 

 

 

おーっと、あまりまったりしている時間はないのだ。

今日はアミアンの街の中心から2kmほど離れたアミアン動物園のすぐそばにある体育館にゼッケンを受け取りに行かなければいけません。18,10,13amiens-7

マラソン大会のスタートもここ。18,10,13amiens-8

ゼッケンは前日の20時までに取りに来るか、または大会当日のスタート5分前まで受け取ることができるので、車で来れば日帰り参加もできます。

 

大会の準備が進んでいますね。

体育館でゼッケン受け取り。18,10,13amiens-918,10,13amiens-10

 

 

今回は『パスタパーティ』にも申し込みました。

『パーティ』というより、合宿の食事みたい・・・。

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メニューはアントレがピカルディ風フィセル(キノコのベシャメルをクレープ?マカロニ?で包んでチーズをかけて焼いたもの)、メインがゆですぎペンネのボロネーズソース、パン、デザートがプリン&コーヒー。…ってどんなけ炭水化物やねん!という内容でしたが、しっかり炭水化物でエネルギーを蓄えて、明日の100kmを走り切るぞ!(パスタパーティ参加費は10ユーロでした)18,10,13amiens-12

 

 

外に出るともうまっくら。明日はここからスタートです。

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そして、大会当日。

100kmマラソンのスタートは7時。まだ真っ暗です。18,10,13amiens-22

伴走者(自転車)OKの大会なので、自転車で並走する人も多数いました。

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で、7時にスタート!バンッ!参加者202人+自転車が一斉にスタート!

まずは公園内をぐるっと3周して(約5km)、『ALLEZ! がんばれー!』と沿道の声援を受けて県道へ。まだ真っ暗。18,10,13amiens-15

1kmほど走ったらすぐに川沿いのコースへと入ります。18,10,13amiens-18

8時前、ようやく明るんできたけれど、ここからがひたすらひらすらソンム川沿いのコースでした。

アミアン100km、全く上り下りのない平坦な川沿いの遊歩道を行きます。家もありません。人もいません。

 

10kmを過ぎたらそろそろばらけてきてランナーさえいません。18,10,13amiens-17

ここまで来たら、ペースを変えずに淡々と前へ進むしかありません。

10月も半ばだというのに7時のスタート時に気温は既に15度、日中は26度まで上がって体力をじわじわ消耗させます。それに加えて復路の向かい風も難関でした。

 

私の前を行っていたイタリア人2人組。10kmから50kmくらいまで、私の20m前くらいをずーっと二人でしゃべりながら走り続けていました。この2人はペースが全く変わらなかったので、『よし、彼らを見失わないようについて行こう!』と決めて進めました。↓↓↓↓

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彼らも最初から最後まで私と同じくらいのペースで走っていた親子。

↓↓↓↓

まだ11,12歳くらい(?)の息子が自転車で伴走して(←自転車で100km並走するのもこの年じゃ大変なはず)お父さんを励まし、給水所ではかいがいしくスペシャルドリンク(水にオレンジを絞って砂糖を混ぜたもの)を作っていたのが印象的でしたね。ランナーを励ますはずが反対に走っているお父さんに『ちょっと休む?』なんて言われながらも2人で100km走り切ったみたい、すごいなー。

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同じ日の9時半からフルマラソンが行われていて、コースは20kmまでがフルマラソンと100kmマラソンが共通で、100kmマラソン参加者は20kmから先、片道15km(往復30km)を2周=計60kmして(20km+60kmで80km)そして元の場所まで20kmで合計100kmとなるコースです。(ひたすら川沿い)一番先っぽの美しいシャトーのある折り返し地点(35km地点および65km地点)に計測器があるので、ズルはできません(!)18,10,13amiens-3318,10,13amiens-20

 

 

 

周回コースでランナーたちとすれ違うんだけど、『がんばれ!』『ブラボー!』と励ましあいながら・・・、お互いいっぱいいっぱいでクタクタなんだけど、ランナー同士声を掛け合って励ましあう、これが100kmという長い道のりを進む力になりました。

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そして、この100kmマラソン、全行程中20か所(5km弱に1回)と、こまめに給水所があったのにも助けられました。果てしなく淡々と続く道のり、いったん止まっちゃうとなかなか走り出すのに力が要ります。でも『次の給水所で一息つく。そこまではなんとか止まらずに進もう!』と決めて前へ前へ。給水所では水、炭酸水、スポーツドリンク、フルーツ、バターケーキ、サンドイッチ、角砂糖などがわんさか用意されていて、各給水所ではボランティアの人達がそれはそれはもう熱烈に励まし力づけてくれるのだ。『ブラボー』『今〇〇kmだよ』『あと半分だよー。』『しっかり力をつけて頑張るんだよ』『今が一番きついけど頑張れるからっ!』・・・てな感じで・・・。

←普段は何も持たないで走るのですが、さすがに今回はジェルを10個、梅干、角砂糖、水、液体サロンパスを担いで走りました。が、給水所で水分とエネルギー補給は十分できたのでエネルギージェルや水は全く不要でした。梅干しは塩分補給にサロンパスは筋肉痛を抑えるのに役立ちました。

 

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コース横を流れるソンム川でカヌーやカヤックを楽しむ人たち。この日は『川からランナーを励まそう!』という催しがあって、無料でカヌーやカヤックを借りられたみたい。はたしてこの人たちが応援のためにわざわざここまでカヌーに乗って来てくれたのか、それともたまたまカヌー遊びに来ていてマラソン大会に出くわしたのかどうかはわからなかったけど、川からも「がんばれー」の声援を多数もらいました!

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釣りを楽しむおじさんも向こう岸から声援を送ってくれました。

 

 

18,10,13amiens-2780kmまで来た!パリエコトレイル(2016年)で80kmを走ったのがこれまでの最長距離、ここから先は人生初めての距離です。

相変わらずの一人旅。ここまで来たら、残り20kmを前へ前へ進むしかない!

 

そしてそして、懐かしい大聖堂が遠くから見えた!やったー!『ここまで来たぜぃ』『あとちょっと』と再び気合を入れてゴールまで一気に行くぞー。(…とはいかずに実際はほとんど歩くほどの速さだったけどね・・・。)

で、で、ゴーーーール!!!!!!!!!!!!

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たくさんの『ブラボー』に迎えられてゴールのアーチをくぐれましたー!

やったー!やったー!走り切ったぜぃ!

11時間14分の長旅でした。

長かった?あっという間だった?どうだろう?でも、ゴールしたら途中の苦しかったことは吹っ飛んで、やり切った、という満足感でいっぱいです。

完走メダルを受け取ったら、ゴール横で食事サービスがありました。

本当は食事サービスを受けるにはゼッケンと一緒に受け取ったブレスレットを見せないといけなくて、荷物と一緒に体育館に預けちゃったから取りに行って来まーす、と言ったんだけど、「いいよ、いいよ、100km完走したんでしょ、なくても食べていいよー」・・・って、ゴール後すぐに食事にありつけました。おおらかというか適当というか、気前がいいというか・・・。これも田舎(地方)大会のいいところですね。

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パエリャ、フルーツ、お菓子、デザート、飲み物等・・。

(ちなみに100kmマラソン参加料は50ユーロ。Tシャツ、メダル、完走後の食事付)

 

 

18,10,13amiens-31←同じ日の18時からは5kmマラソンが行われていました。

 

 

 

 

ビュンビュン走る5kmマラソン参加者の横をフラフラになってゴールする100kmマラソン参加者。『ブラボー』と拍手で健闘をたたえます。18,10,13amiens-14

 

 

 

 

 

19時を過ぎてそろそろ日が落ちてきました。100kmマラソンの時間制限は14時間(21時まで)、日が落ちたら暗さとの闘い。私は何とか明るいうちにゴールできたけど、明るくても心が折れそうなのに、暗くなるとさらにつらいだろうなぁ・・・。

あとで大会結果を見たら・・・、202名の参加者のうち、時間内に正式にゴールしたのが141名、60名ほどは途中で棄権したか時間切れになったかで失格したようです。

参加者202名中、女性ランナーが12%、時間制限内にゴールした141名中女性は18名。私は女性の9位でした。

あとでわかったことなのですが。このアミアン100kmマラソン、男女各10位まで賞金が出る賞金レースだったのだ!9位、ってことは賞金がもらえたんじゃないかーー!

ゴールしても誰も何も言ってくれなかったぞ!後で見たら、HPにこっそり(←別に”こっそり”書いてるわけじゃないけど)『10位までにゴールした人は大会当日に表彰台まで景品を取りに来てね』て書いてあるじゃないかー!ヘロヘロでゴールして、まさか入賞してるなんて想像もしませんでしたよ!ホントにもう!

あーーーー、30ユーロもらい損ねたーーー!

と、せこいことを言っても後悔しても文句を言ってもどうにもならないので。

今回は初めて100kmマラソンに挑戦して完走できた、それでいいじゃないか。

 

さて、ウルトラマラソンに挑戦してみて。

100kmマラソンを完走してなんかいいことがあったか??

うーーーん・・・・。体はボロボロだし、胃腸も疲労でボロボロだし、日焼けで肌はボロボロだし。身体にとってはむしろマイナスなことのほうが多かったかも?

でも。100kmマラソンを走るのに、大好きなお酒を1週間(←たった1週間というところがしょぼいけど)やめて、食事にもちょーーっとだけ気をつけて。

完走した後に飲んだお酒とごはんのおいしかったこと!

たいしてプラスにもならないことに夢中になって頑張れること、おいしいお酒とおいしいごはんを『あー、幸せ~♡』と食べられること、って、素敵じゃないですか??

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100kmマラソンってすごい距離みたいだけど、私のようななんちゃってランナーでも完走できました。(私は決してすごいランナーではありません、運動神経だってたいして良くはありません)長距離を乗り切るためのトレーニング(準備)(←たいしたことはしてないけど)と、やってやるぜぃ!という気合い(気持ち)があれば、きっと誰にでも挑戦できます。

アミアン100kmマラソン(正式名100km de la SOMME)はオーガナイズもいい、まっすぐのコースでそれほどきつくない、パリからのアクセスもいいし、当日ゼッケンも受け取れる、初めてウルトラマラソンに挑戦する人にも参加しやすい大会だと思います。

女子の皆さんは完走できれば賞金を狙えますよ!

ウルトラマラソン初挑戦!~AMIENS 100kmマラソン~を完走しました!” への1件のコメント

  1. A子さん、遅ればせながら100キロ完走本当にオメデトウゴザイマス!いや、誰にでもできる事じゃなく、体力は勿論、強靭な精神力があっての完走、入賞だと思います。本当に尊敬します。お疲れ様でした!

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