ロワール地方 ブロワ~トゥール間 ”ルネッサンス・悪女めぐりサイクリング”にチャリチャリ~と行ってきました!

自転車落車事故からランナーとしての復活をめざす、ワタクシ《満》。

秋のランニングシーズンに、9月30日のパリ南郊外の16kmトレイルを走ろうとしたら、“定員オーバー”で走れない・・・・。今度はパリ北郊外の15kmトレイルに行こうとしたら、“セキュリーティの問題で大会中止”で走れない・・・。

くそーー、なんでよー!珍しく走ろうとするとこれだもんね。

でも地味な10kmレースにしみじみ出場する気にはならないのよねー。

でも一日中家の中でお酒を飲んでうだうだするのも、うーーん・・・。

 

『もしかすると、これはワタクシに旅に出かけろ、という神の啓示かも・・・』

 

というわけで、9月30日の日曜日に、ロワール地方のBLOIS(ブロワ)~TOURS(トゥール)間のサイクリングに行ってきました。

 

まず、朝7時30分にパリ・オーステルリッツ駅から出発です。

BLOISまで約180km、約1時間半の旅です。うーーん、コーヒーがうまいぜ。

180kmというと、日本だと東京~静岡市くらいですが、これで料金は10ユーロ。おーー、安い!SNCFもやればできるじゃーん。ストばっかりやってないで動こうぜー。

9時過ぎにBLOIS駅着。今日の天気は雲一つないピーカンの快晴。おーーうれしいー。今日はいい写真が撮れそうだぜー。こんな天気のいい日にYouTubeの動画を見て家でウダウダしてちゃいけねーよなーー。来てよかったぜぃ!

 

今日の目的は2つありまして・・・。

 

その①

ロワールはサイクリング天国だそうで、レンタルサイクルもサイクリングロードもすごく充実しているらしいのですが、本当かどうかそれを見に来たのだ。

詳しくはこちら→(LA LOIRE À VELO

 

その②

ワタクシ、1500年代のヴァロワ朝時代のフランスが好きでして、仁義なき戦いというか、リアル・シェークスピア話というか、復讐・策略・陰謀・裏切り・暗殺・・何でもあり、力で権力を勝ち取っても結局自分も同じように殺される、みたいな話が好きなのね。色・金・女・欲望・とか、この時代、特に女の人にキャラの立った人が多くて、それを見たかったのだ。

 

まずはBLOIS城へGO!

 

BLOIS城

WIKIPEDIA→(こちら

動画    →(こちら

 

ガイドブックにはお城の下に大きなレンタルサイクル屋さんがあると書いてあったので行ってみると・・・、

「あれーー?ない?? なんでーー??」

仕方がないので、お城の前にあるツーリストインフォメーションで聞いてみると・・・、

「あ、それはなくなりました。うーーん、でも今日は日曜日だからどうかな?もしかしたらここのHOTELで貸してくれるかもしれませよ。」

という答え。

なんだーそりゃあ??″乗り捨てができるサイクリング天国“って聞いだんだけどなーー。借りるのもちょっとどうかなー?

 

とりあえず、まずはBLOIS城へGO!

ロワールには何回も来たことがあって、有名なシャトーは大体見たことがあるワタクシですが、BLOIS城の中に入るのはたぶん初めて・・・、かな??

《お城めぐり》っていろいろたくさん見ていると何がなんだかわからなくなるのよね。

 

入場料は12ユーロ。無料でタブレットが借りれて説明が聞けますが日本語はありません。

 

まずは中庭へ。

へーー、これが王の階段と王宮。けっこう小さいんだね・・・。この時代、王様といっても現在のフランスよりずっと小さな領地だったわけですから、王というより大きな豪族の館といったところですね。

 

ロワール川が見えるテラスへGO!

おーーーー。眺めがいいぜー。天気も最高。空が街が川がすべてパリと違うぜー。

写真をバシャバシャ写していると、カメラのスクリーンに何か出てきたんですね・・。うーーん?何だー_と見てみると、・・・“メモリーカードが入っていません”と書いてあったのよーん。

がーーーーん、何~~?メモリーカードがないだとーー???じゃあ、写ってないじゃーーん!あーーーー、こんな最高の天気の日に何といおバカをしてしまったのだ。こんな重いカメラを持ってきてアホか???

 

気分を取り直してBLOIS城の中へGO!

 

まずは3階の王の寝室。ここはギーズ公暗殺事件の現場なのだ。これはどういう事件かというと、NO1の王様がNO2ギーズ公を城内で暗殺したという事件ですね。

ちなみに世界で一番古い時代劇の映画は1897年にリュミエール兄弟が作った『ギーズ公の暗殺』(LA MORT DUC DE GUISE)ではないだろうか?お城の中で見れました。くだらなくておもしろかったよん。

動画は→(こちら

 

その後は2階にある今日一番会いたかった人の部屋へGO!

 

悪女その① カトリーヌ メディシス(CATHERINE DE MEDICIS)

WIKIPEDIA→(こちら

画像→(こちら

この時代は何と言ってもこの人。何しろ55年間宮廷にいた人ですから。毒薬使いとしても有名ですよね。ここには毒薬を入れていた秘密の戸棚があるということで楽しみにしていたのですが、早い話、壁全部が隠し戸棚なのね。香港の漢方薬の薬屋じゃないんだから、毒薬だけ入れていたわけではないじゃないのね。

この人の横の部屋には娘さんの肖像画がありました。

 

悪女その② マルグリット ド ヴァロワ(MARGUERITE DE VALOIS)

この人は本名よりも「王妃マルゴー」といった方が有名で、王様になったフランソワ2世、シャルル9世、アンリ3世の妹さん。

WIKIPEDIA→(こちら

画像→(こちら

この人は恋多き女性で有名で、イザベルアジャーニ主演で映画にもなっています。

王妃マルゴー→(WIKIPEDIA

動画その①→(こちら

動画その②→(こちら

うーーん、でもこの肖像画、イザベルアジャーニと全然似てないじゃん。しかもこの人、若い時はまあまあだけど、だんだん太ってくるのね・・・。お母ちゃんに似ているし。ワタクシも男だから、アジャーニの青い瞳のたぬき顔で見つめられたらどうなってしまうか自信がないのだが、マルグリットは恋多き女でもちょっと・・・、うーーーん、ワタクシとはないかな・・・・。

この映画を見れば、「サン・バルテルミーの虐殺」がわかるようになっているのですが、ちょっと日本人にはわかりにくいかも。

この映画製作費はこの当時で約40億円くらいかかったそうですが、いったい美術や衣装にいくらお金を使ったんですかねーー??

現在ならCGを使えば済むのに。もうこんなお金をかけたら、サロメの首みたいなグロい時代劇映画は作れないんじゃないかな?ぜったいコケるよ。

 

もっとゆっくり見たかったけど、ワタクシは今日は70㎞離れたTOURSまで行かなければいけないのだ。仕方がないので、ガブリエル橋を渡ってTOURSに向かってGO! イエーイ!

 

しかし・・・、このあたりのサイクリングロードってまだできていなかったのね。何も知らないワタクシ、「何だこりゃ??どこがサイクリング天国なのよ!?」

仕方ないので県道へGO!

でも途中からサイクリングロードになりました。

おーー、いい感じ。ロワール川の川面も近いし、路面もいいし、最高だぜぃ!

 

で、チャリチャリ~とCHAUMONT –S-LOIREに到着。

 

ここにはショーモン城というお城があって、国王アンリ2世の愛妾ディアーヌ・ド・ポワチエと正妻カトリーヌ・メディシスとの間で強引にお城を交換させたのだ。

CHATEAU CHAUMONT

WIKIPEDIA→(こちら

画像→(こちら

悪女その③ ディアーヌ・ド・ポワチエ(DIANE DE POITIERS)

WIKIPEDIA→(こちら

画像→(こちら

この人、アンリ2世が12歳の時に愛妾になったそうですが、21歳年上のしかも2人の子持ちで超美人(※前の夫は39歳年上。ストライクゾーンが広い!)の女性。うーーん、さすがフランス王家、アブノーマルですねー。変態ですねー。何したんですかねー。

『殿下・・・、お姉さんがいいこと教えてあげるから、私の部屋にいらっしゃい』

『お、お、お姉さん、で、で、でも ボ、ボ、ボク、将棋知りません・・・』

みたいな?????

 

この人の話は、とにかく若く見えて美しかった、という証言がたくさんあって・・・、いわゆる美魔女というやつでしょうかね~??

気品もあって知性もあったらしいアンリ2世は、正妻カトリーヌ メディシスとの間には10人子供を作ったが、ディアーヌ・ド・ポワチエとの間には子供はいなかった・・・。でも約25年間お気に入りの愛妾だったそうで、何か男心をつかむコツでもあるんですかねー??

うーーん、男性としてはぜひぜひ一回あってみたいタイプ。

王様アンリ2世は人の前でも家臣の前でもディアーヌとイチャイチャベタベタしていたらしい。カトリーヌの前でも???

アンリ2世は母親を早くに亡くしていたから、超ウルトラマザコンだったのかな??

うーーん、変態チックで面白い話ですね。

国王アンリ2世が事故死したのが37歳くらいだから、ディアーヌはその時58歳くらい。それでもずーーっと25年間そばにいたんだからすごいですねー。奥さんはたまらないと思うけど。

でもディアーヌは結局このショーモン城には住まずに、ここから約150㎞北にあるウール県アネ(ANET)に引きこもって67歳で亡くなっている・・・。まあこれは宮殿のあるロワールから追放されたんでしょうね、たぶん。

このアネという街にはワタクシ行ったことがないのですが、ウール川に面した街で、ノルマンディの画家クロード・モネのジベルニーの家から約25㎞ほど南にあります。まあ似たような風景じゃないでしょうか?現在も昔も何もないど田舎・・・。

これを日本で例えると、銀座のクラブで、25年間首相までやった政治家の愛人だった女性が、パトロンが亡くなった後に故郷の茨城で小さなスナックを開きました、みたいな話なのだ。うーーん、しびれますねーー。

ワタクシも茨木のスナック『ディアーヌ』でママの昔話を聞いてみたい。『アンリ2世はマザコンの変態だったのよ・・』とか、『カトリーヌは金にきたないセコイ女でねー』みたいな??

よくカトリーヌとディアーヌはライバルだの復讐だのと書いてあるけど、本当かなーー??と思いましたね。本当に憎ければ殺しているでしょ?たいして大きくないBLOIS城で20年以上一緒に住んで、子供の教育係までさせていたんだから、アンリ2世が生きていた間は表面上はうまくやっていたような気がするのね。でも亡くなったらおしまい。パトロンが亡くなった後、華やかな宮殿からスーッといなくなったことは愛人の宿命を感じますね。それとも、けっこう、カトリーヌに殺される前に逃げたのかも??正妻が37歳で愛人が58歳じゃ勝負にならないでしょ。終わってるでしょ。

 

のんびりしていられないので西に向かってGO!

 

このあたりはずーっとブドウ畑の中を走ります。ちょうど今が収穫シーズンのようで、畑は半分くらいが収穫済み、半分の畑には重そうなブドウがたわわに実っていました。お、おいしそーー。

途中、RILLY-S-LOIREという街を通過。おーー、この街知ってるぜぃ。おいしい白ワインで知られている街だー。お土産に買おうかと思ったのですが、重くなるのでパス。

ロワールのサイクリングロードにはピクニックエリアがたくさんあるので食べる場所には困りません。

ワタクシもお昼ごはん、ワインはCHINONの赤、パン、チーズ、パテドカンパーニュ、これだけで十分なごちそう。広いロワール川を見ながらピクニックをするのは最高。

こんな最高な天気の日に部屋で背中丸めてインスタントラーメンなんて食べてちゃいけねーよなー。

デザートは、じゃーーん、RILLYのぶどうです。(写真がないのが残念)

ちなみにこれは盗んだぶどうではありません。落ちていたぶどうです。収穫済みの畑には房が半分切れてしまったようなブドウがけっこう落ちているのよ。パリに帰ったらこのワイン、ぜったいに飲むぞー。キリキリ―っと冷やして・・・。

昼食後はまたぶどう畑の中のサイクリングロードを通って、王宮はあったアンボワーズに着きました。

AMBOISE

WIKIPEDIA→(こちら

動画→(こちら

おーー、このアンボワーズ城の城壁って高いねー。見上げると30~40mくらいあるかな?

プロテスタント陰謀事件があった時はこの城壁からテルテル坊主のようにずらーっと縛り首にした人を吊るして、それをカトリーヌ メディシスやメアリースチュワートが見に来たそうです。

 

悪女その④ メアリースチュワート(MARIE STUART)

WIKIPEDIA→(こちら

画像→(こちら

このスコットランド女王メアリースチュワートという女性は、そもそも母親がフランス人で、子供のころはフランスのサンジェルマンアンレイ城に住んでいたらしい。当然フランス語もペラペラ話すし、すごい美人。家もスコットランド王家という超名門で頭もよかったスーパーレディ。

でもね。性格というか性根というかこのあたりがちょっとね・・・。悪かったらしい・・・。こういう女性って現在にもけっこういるよね?超美人だし名門有名大学卒で頭がよくてお嬢様でスタイルもルックスも最高。でもね?性格がねぇ・・・。お酒さえ飲まなければいい人なんだけどね・・・・、みたいな人。ワタクシも何人か知ってるぞ。

この人は若くしてカトリーヌ メディシスの息子フランソワ2世と結婚するのだが、フランソワ2世は病気ですぐに死んでしまうのだ。その後、スコットランドに帰って、いろいろあってイングランドに亡命した後、44歳で処刑されてしまうのだ。うーーん、でもねー、あんまりないよねー、こういうケースは・・・。

普通、王室・国家元首という人たちは何かあっても幽閉はあるけど殺したりはしない。ナポレオンもフランソワ1世も殺されてはいない。メアリースチュワートのように処刑されて首を切られるというのはよっぽどひどい理由があるとしか思えない。

1895年制作 メアリースチュワートの処刑

動画は→(こちら

メアリースチュワートは美人だが気性が激しい人だったらしい。自分の夫を殺した相手と再婚したり、イングランドに亡命させてもらった後もエリザベス女王に陰謀を企んだりする恩知らず。身から出たさび、というところでしょうか。でも超自己中心的なところが面白いんだけど。

 

王宮の後はすぐ近くにあるクロリュセの館へGO!

この館はレオナルドダヴィンチが住んでいて、ここで亡くなったのだ。だからルーブル美術館に世界で一番有名な肖像画「モナリザ」があるわけですね。

LE CLOS LUCE 動画は→(こちら

レオナルドダヴィンチ WIKIPEDIA→(こちら

 

ミケランジェロが美の巨人なら、レオナルドダヴィンチはまさに智の巨人というような人で、画家・詩人・彫刻・建築・医学、、、ETCととにかく何でもできるおばけみたいな人。

ぜひ見たかったけど、こんなところに入ったら2,3時間はかかるから今回はパス。まあ、また来ることがあるでしょ。

 

しかし、アンボワーズっていい街だよね。ワインもおいしいし。

キャンプ場も駅も近いし。テラスがあるカフェもいっぱいあるし。観光もできるし。

10ユーロで来れるなら来年のキャンプはここにしようか??

 

もう少しのんびりしたかったけど、またぶどう畑の中をTOURSに向かってひたすらチャリチャリ~して、MONTLOUIS着。

ここは近所にあるVOUVRAYと同じようにおいしい白ワインとシュワシュワクレマンを作っています。(昔、ここのキャンプ場で家族で止まったことがあったなー)

ゆっくりしたかったけど、時間がないのだ。

サイクリングロードというやつはくねくねしているのでけっこう時間がかかるのだよ。あとは県道を一直線にビューーーンと走って、ST. PIERRE DES CORPSの駅に到着。(※TOURSの駅は2つあって、街の中心にあるTOURSの駅はここで終点の電車しか行かない。ナントやボルドーに行くような通過する電車はこのST,PIERRE DES CORPSの駅に着く)

乗り遅れそうだったから、3㎞ほど東側にあるこっちの駅に来ました。

あとはお酒を飲んで、グワーッと寝てパリにけって来たのが19時30分。

 

 

あーー、今日は楽しい一日だったぜぃ。天気も良かったし最高。

 

《満》ちゃんのBLOIS~TOURS間 70㎞ ルネッサンス 悪女めぐりサイクリングでした。

ちゃんちゃん。

gabrielle d'estrées et henriette d'entragues

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>