しとしと、ぴっちゃん、しとぴっちゃん。しーとーぴっちゃん・・・・。
しかしまあよく毎日毎日雨が降りますねー。
1月7日にあったCERNYの10kmマラソン大会を天気が悪いので欠場したワタクシ《満》。あれからずーーーっと雨が降っているもんね・・・。
セーヌ川は平均水位より5m85㎝上昇してすべての船は通れなくなり、イル・ド・フランス地方だけで1500人の住人が避難しているそうであります。
さて、そんなズブズブの1月28日にこのあたりでは有名などろんこレース・L’HIVERNALEに行ってきました。
大会の動画は(こちら)
この大会、2年前にもスタートラインまで行ったことである大会ですが、走れなかった(申し込めなかった)リベンジ大会です。だいたい、78県の陸連はホームページに『ゼッケンの空きがあれば当日申込み、5ユーロ+で出場できます」なんて書くなよなー。この大会は人気大会なので当日申込みはできないのよ。まぎらわしいわー、ボケー。
まず、まだ暗いモンパルナス駅へGO!
SNCF N線でLE PERRAY駅で下車です。
駅前には何にもありません。
パリに住んでいるとよくわからないけど、郊外の森って寒いのね。パリより2~3度は温度が低いのじゃないかな?あと霧がすごいのね。前がよく見えないもんね。
ランブイエの森はぬかるんでいるところが多いよね。
遊びに来るにはいいけど、こんな土地に住むのは嫌だなーー。
洗濯物がなかなか乾きません、みたいな土地なのよ。
でもトレイル大会のコースはこんなもんではなかったのだ、ワタクシの想像をはるかに越えていましたね。
既に参加費12ユーロの小切手を送っていたワタクシ、大会には12kmと24kmの2レースがありますが、ワタクシは12kmに出場です。
参加賞のTシャツをもらって、大会本部で『あのーー、荷物預かり所はどこですか?』と聞いたら、『え?ありませんよ。』との答え。
あちゃーー、またかよーー。
これは以前にもクレテイユのトレイル大会で体験したことがあった。
郊外のトレイル大会に出場する人はほとんどが車で来るので、荷物預かり所がない大会があるのだ。
大会本部長みたいなおじさんは、「その辺の物陰に隠しておけば誰も盗らねーよ」なんて言うのですが、マラソン大会で結構荷物トラブルが多いのを知っているワタクシ。とてもそんな気にはなりません。
結局シューズ、パンツ、タイツ、靴下、Tシャツ、水、ジャンバーなどすべての着替えをリュックサックに背負って走ることになったワタクシ、こんな格好で走っているのはワタクシ一人のみ・・・。バカですねぇ~。
そりゃあね、近所に住んでいる人はドロドロびしょびしょで帰ってもいいんだろうけど、パリまでドロドロびしょびしょはちょっとね・・・。
スタート地点はオランド池のすぐ横。
あのー、既にシューズがびしょびしょで気持ち悪いんですけど。
で、10時15分にトレイル12kmがスタート。バンッ!
参加ランナーは24kmレースも12kmレースも約500人。
初めの2kmくらいまでは楽しく走れたんだけど。
このあたりからコースがドロドロ。約1000人が走っているからすごいことになっていたんですね。
ワタクシ、今日は泥んこになる覚悟をしてきたので、古いボロボロのランニングシューズで出場したのですが、ソールの裏がデコボコしていないのでメチャメチャ滑るのよん。
少しでもコースに傾斜があるとズルッ・・・。
地面をキックするとズルッ・・・。
まるで初めてのアイススケートのよう。
ここであとから来たランナーを避けたときに大きくバランスを崩して両手をどろんこの海についてしまったんですねー。
『うひゃーーーーどろどろ~~~』
コースのど真ん中にはたき込みで負けた千代大海状態で固まって動けない。泥の深さは5㎝程。何とか立ち上がって走り始めたのですが、両手はB級ホラー映画の血まみれゾンビみたいになってしまったのよん。
この時思ったのが、「あーーーこの程度で良かった~」でしたね。手にカメラを持っていたら完全にアウトだし。
ここでワタクシ完全に戦意喪失。
スタートして2kmで転倒ってなんだよー、あと10kmあるのに、あと何回転倒すればいいのよーーー。
ここで目標を”とにかく転ばないで、ケガをしないでゴールする”に変えてヘロヘロ走っていたら、コースの横に参加賞のTシャツを発見。やったーーラッキーー!このTシャツで両手をきれいにふきふきして、やっとカメラが使えるようになったんですねー。
でも本当にすごいのは7~8km地点のあたり、どろんこの深さは15~20㎝程。
このどろんこを1000人が走った後だと、うーーん何と言ったらいいのか・・・、灰色の生クリームみたいになるのね。
タッタッタッという音ではなくて、ズボ、ブハ、うーん足が抜けない、みたいな音がするのよ。
ここまでシューズもタイツもびしょびしょどろんこになると気にならなくなってくるんですねー。
でもまいったのが、びしょびしょだととにかくシューズが『重い』。足がうえに上がらないから転倒しそうになるのよ。
で、10km地点をヘロヘロ走っていたら、今回も左足の太ももをピキッとつってしまいました。
「イテテテテ、なんでよー。年末に10km走ったときはなんでもなかったのにーーー!」
やっぱり、”熱いトタン屋根の上のネコ走法”というか、”もも上げ1万回走法”というか、普段あまり使わない筋肉を使ったんで太ももがまたびっくりしたんでしょうね。クソーこれで2回目だぜー。
あとは走って歩いてフラフラになってゴーーール!!
これでも他のランナーよりきれいな方です。
給水所ではコーラ、オレンジジュース、コーヒー、クラッカー、パンドエピス、チーズ、サラミ、フルーツ、パウンドケーキ、紅茶などがありました。
食べた後は池にじゃぶじゃぶ入って体をキレイキレイにします。ちべたい・・・。
いやーー、楽しかったけどすごいコースだったね。これで参加費12ユーロは安いよな。
多分このコースは湿地帯で一年中ズブズブしている土地なんじゃないかな?
どう、皆さん来年いかがですか?
もっといじめていじめて、みたいなドⅯランナーにはおすすめです。このレースを走ったら、雨が降ろうが雪が降ろうがたいしたことねーーよ、って思えるよ。
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さて、皆さん、78県の次のトレイル大会は4月8日【日】のTRAIL DU JOSASです。
この大会はベルサイユ市近くで開催される大会でJジョギングクラブのメンバーも多数出場します。
(ACOさん去年のレポートは→こちら)
いつもはすぐにいっぱいになってしまう人気大会ですが、今年はパリマラソンと同じ日になったのでまだ参加申し込みできます。
大会前日の4月7日(土)15時~は恒例の『パリマラソン前夜祭交流会』があります。(参加費3ユーロ)
Jジョギングクラブでは新しいメンバーを大大大募集しています。
皆さんぜひ遊びに来てくださいねー。
それではまた交流会で、マラソン大会のスタート地点でお会いしましょう、またねー。