ワタクシもヘロヘロフラフラになって24㎞レースのゴーーール。
あーーつかれた・・・。15㎞くらいはまあ走れたんだけどね。そのあとで『トレーニング不足』とか『体調不良』の波が襲ってきたのよ。
あーーー。しかし何でこんなに体力がないのかねぇー。それでも何とかゴールできてよかったぜぃ。
ゴール後、フラフラになって給水所に行ってみると、そこには夢のような光景が!!
なんとびっくり!
『アルデンヌ・ビールが飲み放題!!!』
えー―マジ??これって酒飲みマラソンじゃなかったよね?
24㎞走った後で生アルデンヌビールがずら――と置いてあるのね。これはたまたまおばちゃんたちが早く帰りたいからやけくそになってビールつぎまくっていたせいかもしれないが・・・。とにかくおかわり自由。イエーーイ!ヤッピー!
『クソー、こんなことなら給水所で水を飲まないで我慢すればよかったぜぃ』
と思いながらかけつけ3杯飲んでしまったワタクシ・・・。
『飲み放題』とか『食べ放題』とか『触り放題』とかこういうキーワードに弱いのよん。でもねー、ここまですばらしいなら、せめて「酒のつまみ」がほしかったね。ポテチとかチーズとか・・・。AOCのアルデンヌの生ハムよこせよは言わないけどね。角砂糖とオレンジじゃつまみにならーーん、っちゅうの。
荷物の受け取り場所はゴール地点のすぐ目の前、朝市が開かれる市場の中です。これなら雨が降っても安心ですね。ここでパンツ、靴下、シューズまですべて着替えてまたゴール地点へGO!(多分シャワーの設備はない)
もうスタートから3時間過ぎるとビールのスタンドは片付け中でした。
DUCALE広場はランナーたちの団体でいっぱい。この広場、パリのマレ地区、ヴォージュ広場にそっくりです。
17時ごろから大会関係者のスピーチと車が当たるくじ引き大会・・・。
全く知らなかったのですが、ワタクシたちが走り出した頃にマルセイユの駅でテロがあったらしいのよね。大会委員長は無事に終わって本当に良かった~と何回も何回も言っていました。
でもこのくじ引き大会、時間が遅すぎない??参加ランナー3600人に対して、くじ引き大会を見に来ていたのは数百人(?)みんな帰っちゃったのよ。賞品は掃除機とかコーヒーマシーンなどの小家電が多かった。
この前にはレース結果が貼ってあって、24㎞レース参加者3150人中、ACOさんは1374番、ワタクシは2800番でした。
時間があったので観光局へGO!
アルデンヌ地方の地図とシャルルヴィル市内の地図をもらってお土産にイノシシのリエットビール風味というやつを買いました。
うっひっひ。これでまた1杯飲めるぜーー。
ランボーレモネード、ランボーコーラ、ランボービール。
うわーーーまずそーー。
こういう便乗商品がおいしいわけないのだ。
ここでACOさんと合流して、すぐ近くにあるシャルルヴィルの偉人・詩人アルチュールランボーの記念館へGO!
アルチュールランボーってこんな人→(こちら)
17時半頃着いたのですが、もう閉館しておりました。
えー――?!18時まで、って言っていたのに・・・。
しかも毎月第一日曜日は無料で入場できたらしいのです。
くそーー、こんなことならゴール後にうろうろしないですぐにダッシュで記念館に行けばよかったぜぃ。
家の前にはこんな椅子のオブジェがあります。
目の前を流れる川はムーズ川の支流で、この川はフランスからベルギーを通ってオランダまで流れるのだ。こんなところにも国境が近いのを感じますね。
ちなみに24㎞レースのコースのすぐ横の畑の中にドイツ軍?フランス軍?が作ったトーチ砲台が2,3か所あった。小さいやつで重機関銃を打ちまくるぐらいの大きさで、そんなのがいまでも県道の横の畑の中にふつーにいくつもあるのだ。こんなところにも国境が近いのを感じますね。
すぐ近くには日本人シェフがやっているフランス料理店もあります。
時間があったので墓地へGO! ここにはランボーのお墓があるのだ。
ランボーのお墓は墓地の入り口近くにあるのですぐにわかります。
世界中からやってくるランボーファンのために、天国のランボーへのメッセージを受けとる郵便箱みたいね。
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≪満≫の全然関係のない話
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DUCALE広場でコーヒーを飲んで、さあいよいよマラソン大会よりも重要な目的へGO!
「へっへっへっ、10月のアルデンヌ地方と言えば本場のジビエ料理に決まってんだろうーー。ウッヒッヒッ、これが楽しみでここまで来たのだよ」
シャルルヴィルの街は小さいので歩いてどこでも行けます。街の中には先日までやっていた世界人形劇フェスティバルのポスターがいっぱいありました。
”世界人形劇フェスティバル” ホームページは(こちら)
シャルルヴィルのレストランは日曜日はほとんど閉まっているけど、ACOさんに開いているレストランを探して予約してもらっていたのだ。
しかし、こういう地方のレストランって、パリより値段が安いよね・・・。
パリだと前菜+メイン+デザートの3品コースが夜だと30~60ユーロするところが、シャルルヴィルだと20~30ユーロくらいで食べれるのよ。
ワタクシは前菜+メイン+チーズで23,50ユーロのメニューをチョイス。
ACOさんはアラカルト。
これがおいしかったー。
どうやらアルデンヌ地方の名物らしいね。ほかのレストランのメニューにもこの料理がありました。
白ブーダンはよくコニャックで風味付けをすることが多いのだが、このRATAFIAはアルデンヌ地方で作られるアルコールで、これだと『ブーダンは臭いから嫌い』とい人でも臭みもなく食べられるよー。パンにひたひたするとおいちぃ~。
自家製ウサギのテリーヌ、12.50ユーロ。
これは普通のウサギのテリーヌ。でもスーパーで売っているのよりも食感がしっかりしていて食べごたえがあった。ピクルスと一緒にたべるとおいしーーい♪
メインが豚のフィレ肉、マロワール風味。
マロワールはフランス北部で作られる、臭いので有名なウオッシュタイプのチーズ。へえーーー、アルデンヌでもマロワールを食べるんだねー。
そして大トリはこちら。じゃーーん。
MIJOTE DE SANGLIER。(イノシシのワイン煮)16,50ユ―ロ。
これはおいしかったー!
ボリューム満点。この料理は小鍋でサービスされるのだ。写真に写っているのはちょうど半分で、小鍋の中におかわりの半分がある。
入っているのはイチジク、小玉ねぎ、べーコン、きのこ、イノシシ・・など。
臭みはほとんどなくて食感はブッフ・ブルギニオンに近いかな?口の中で肉がホロホロとくずれるのだ。豚肉とは食感が全然違うよね。うーーーん。おいちぃ。幸せ―――。
そんなとき、ACOさんが「ん???何これ???」と言って口の中から何かを出したんですね。
はじめは石かな?と思ったんですが・・・、なんと、びっくり。散弾銃の弾でした。
コーヒーの時に店長さんにいろいろ聞いたんですね。
Q).「あのー。こんなのが入っていたんですが、このイノシシは森で撃ってきたやつですか?」
A).「あー、そんなのふつうふつう。当たり前。それは散弾銃の弾だよ」
Q).「あのー、アルデンヌのイノシシには養殖、繁殖させているのはあるんですか??」
A).「ポーランドではあるらしいね・・・。でもアルデンヌでは、フランスでは、ジビエの養殖、繁殖ってないんだよ。森で撃ってきたやつだけさ」
うーーーーん。アルデンヌのレストラン関係者が言うと説得力がありますね。
静岡県の伊豆の山の中ではイノシシ牧場?だか、イノブタ牧場?だかでイノシシを飼育して、『ぼたん鍋』という名前で食べさせているのだが、このような飼育したイノシシはジビエとは言わないのだ。
うーーーん。2人とも大大大満足。おいしかったー。
これが21時ごろの駅前通り。ご覧のようになーーんにもありません。人もいません。
TGVは21時20分発。23時過ぎにパリ着。。
ぐわーーーっと寝たら着きました。
おつかれさまでしたーーー。
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「ここでJジョギングクラブからのお知らせ」
Jジョギングクラブでは、2年後の2019年、記念すべき第100回セダン―シャルヴィルメジエール24㎞レースに、シャンパーニュ酒飲みマラソン以来、久々の遠征に行こうと思っております。
気になる料金ですが、
●パリ~シャルルヴィルメジエールのTGVの片道料金が19ユーロ~。
●大会参加費22ユーロ(24㎞レース)。※7,5KM レースはもっと安い。男性も参加していたけど、ピンクのおそろいのTシャツで出場するのがお約束。
食事して、お茶して、全部でまあ100ユーロくらいあればOKかな?
日帰りはきつい、という人は,HOTELは45ユーロくらいから泊まれます。
前日ランスに泊まって観光、シャンパンカーブ見学なんてのもいいかも。
★思いっきり走って。
★思いっきり飲んで。
★思いっきり食べて。
100ユーロで行ける夢の世界へ。ワタクシ《満》がご案内します。
うーーん、楽しみだぜぃ。
それでは皆さん。2019年10月第一日曜日に、アルデンヌ地方シャルルヴィルメジエールでお待ちしています!