わらび狩りハイキングにご参加いただいた染色家のEIさんから「ワラビの葉はいい染材で、素敵な色が出るんですよ。ワラビの葉染めを体験しに来ませんか?」というお誘いをいただき、EIさんのご自宅兼アトリエへおじゃましてきました!
「うっひょーい、ワラビ採り放題だぜぃ。これでワラビごはんだー、山菜そばだー、たたきわらびだー。」と、うひょうひょワラビ採りにわたしが熱中している時、EIさんはワラビ染の染材のワラビの葉を採取されていたんですねー。じくはとって、葉のみを使います。→
まず1時間沸騰させます。
←布で濾します。
今回は絹のサテンを染めてポケットチーフ&スカーフを作りを体験させていただきました。
染める布(絹サテン)に数か所ビー玉を布で巻きこんでひもでくくります。←こうしておくと、染めた後、”絞り”模様がつきます。(ビー玉のかわりに豆などでも代用可。)
それを煮だして濾した染材に入れて色を付けます。(20分、混ぜ棒でまぜながら)
定着液(ミョウバン・・・酢酸アルミ、ぬか漬けするときに使うアレです、を湯で溶いたもの)に入れて、色を定着させます。
こんなふうな模様がついています。↓
時間が経つと、色がだんだん濃くなるそうです。
ちなみに去年同じように染めたワラビの葉染めが、1年後にはこんな色になったそうです。(確かに、かなり濃くなってる・・・・)
染めた布が乾くのを待つ間、EIさんのこれまでの制作記録がぎっしり詰まったファイルを見せていただきました。
世界各地を回って染色活動をされてきたEIさん。
これまで日本はもちろん、カナダ、パプアニューギニア、ブーダンなどでも活動されてきました。
↓↓これはブーダンで集めた染材を使った作品。この布も糸もぜーーんぶ、自然の染材を使って染めたものだそうです。素朴だけど何といえない美しい色が出るんですね~。
とっても貴重な体験をさせていただきました。