3月になりました!
空気はまだまだ冷たいけれど、日はだんだん長くなってきて、確実に春が近づいているのを感じるようになりました。
3月に入ると開催されるマラソン大会の数もぐっと増えます。
ここらでモチベーションを上げて、ガンガン走りたいっ!・・・・ところなのですが…、≪満≫さんは今回は足首の故障に加えて風邪ひき、ワタクシACOはぎっくり腰と満身創痍の私たち夫婦。
最近はマラソン大会と何かしらの地元見学(ソー公園10kmレースとエリックサティ、TRIEL10kmレースとサヴォワ邸見学など)をくっつけていくのが恒例(?)となった≪満≫さんですが、今回はパリ南西Sainte-Geneviève-des-Boisにあるロシア人墓地見学とその近く(※実際は近くなかった)のSAVIGNYのセミマラソン大会をくっつけて行こうと早々と登録していたんですねー。
が、もともとトレーニング不足に加えての足首故障の《満》さん。『絶対絶対ハーフマラソン21kmなんて無理ー走れない―』、『来週はブルゴーニュ地方JOIGNYの24kmトレイルに申し込んだし、その翌週末はお楽しみのトロワバレー弾丸スキーツアーだし、ここで無理して走って来週以降だめになるのもばかばかしいし今回のSAVIGNYハーフはパス。ACOさん代わりに走ってー』・・・ということで、ぎっくり腰のワタクシACOが代理でハーフマラソンに出場することになりました。
大会当日は雨の天気予報。『あまりひどい雨だったらやめるかも―』『これ以上ぎっくり腰が悪くなったら走れないよなぁ…』『大会前日の夜、レストランがむちゃくちゃ忙しくて帰るのが遅くなったら行けないかも』・・・と、”棄権&中止もありですよ”の伏線をお互いに張って迎えた大会当日の朝。
あれ?雨の天気予報じゃなかったっけ?太陽が出ています。
なので、(仕方なく)自転車を担いで大会へと向かいました。
パリ南西のこのあたり、”荒れる郊外”の象徴的な場所であまり治安が良くありません。電車の車窓から見える線路沿いの建物はペンキの落書きだらけ。パリからRERで約15分、savigny sur orgeに到着です。
大会サイトによると大会本部の体育館は駅から2kmの場所です。ところがところが。普通の平坦な道なら大したことないけど、駅から大会本部まで、ひたすら上り坂の2kmでしたー。ふうふう言いながらようやく上り切った一番の高台にある体育館に到着したころ、雨が降り出しました・・・・・・・・・・・・・・。(←今頃ですか―)
ここまで来たら雨だろうがぎっくり腰だろうが走るしかないぢゃあないですかー!
そんなわけで私はハーフマラソンへ。≪満≫さんはその間に自転車でロシア人墓地見学へと出かけましたー(レポートはこちら)。
この日はちょうどパリセミマラソンも行われていました。パリハーフは3万人参加の大大大会だけど、こちらのSAVIGNYもこんな郊外の大会のわりには参加者約500人とけっこうな数です。しかも本気な感じの人が多い。こんな悪天候でも棄権する人はあまりいないようです。
雨がかなり強くなってきたのでスタートぎりぎりまで体育館で待機。
あーー。雨よけにゴミ袋かぶってきたらよかったー。
コースはごくごくゆるーい上りと下りを繰り返すsavignyの市街地約10kmを2周するコース。
もう雨風がすごくて、ただひたすら『早くゴールしたい―!』ということだけを考え続けた21kmでした。
雨はザーザー、風はビュービュー。足元は水たまりでびしょびしょぐしょぐしょ。いやーそれにしても。フランス人ランナー、『どれだけ悪態つくねんっ!』と突っ込みたくなるほどGROS MOTSを言いながら走っていましたねー。「×××、なんやねんこの雨はよー!」「◯◯◯、水たまりにはまっちまったじゃねーかー!」(←×××、○○○はよいこはマネしちゃいけない汚い言葉のオンパレード)雨や水たまりに怒ってもねぇ。
靴からパンツから全身びしょ濡れになりました。
でもね。ランナーはそれでも走って動いているし景色も変わるからまだましかも。こんな悪天候の中、びしょびしょになりながら大声援を送って助けてくれたボランティアの皆さんはホントにすばらしい~。感謝です。
スタジアム内をぐるっと1周まわってゴーーール!
はあ、ゴールできてよかったー。
戻ってきた体育館でもらった温かい飲み物は冷えてびしょびしょになった体にしみましたー。
続いては≪満≫さんの~ロシア革命から100年、ロシア人墓地に2人の天才芸術家の墓参りに行ってきました!~レポートです。