前回のレースから3週間開いて、今年の大会出場第2回目、今週は~Le Trails des Maracassins~のトレイル34kmを走ってきました!
パリ近郊のトレイル大会をいろいろ走っているジョギングクラブのひとみさんから「この大会はおもしろかったよー」と聞いていて、走ってみよう!と思っていた大会です。100%自然の中を走るトレイルで、17kmと34kmの2レースのあるこの大会、トレイルは平らな道を走る普通のマラソン大会よりもかなりきつい・・・・、17kmでもすでに長いのに、34kmってどうよ⁇・・・、って、「17kmにしようか34kmにしようか…」迷いました。
でも2月と4月にフルマラソンを走るし、そのトレーニングだー!と、34kmに登録しました。
フルマラソンはこれまで何度も走ってるけど、10km走やハーフマラソンと違ってやはり42kmという距離は特別です。30km付近から急に足が重くなり出してみるみるスピードが落ちて、あとは『あーもうやめたい、苦しい!』という自分との戦いで、歩いたり立ち止まったりを繰り返してなんとかかんとかゴールにたどり着く感じ。
なのでフルマラソンを走るのにはやはりそれなりの準備が必要です。長い距離に耐えられる身体作りと根性作り。
ってなわけで早起きしてパリから約17kmにあるSAINT BRICE SOUS FORETへ。
34㎞トレイル参加者約300人、17㎞が500人強とそこそこの数の登録者がいたけど、ほとんどの参加者が車で会場まで行ったようで、電車で最寄駅『SARCELLE ST.BRICE』に降り立ったもののトレイル参加者らしきランナーの姿がほぼありません。
大会ホームページの『最寄り駅からのアクセス』には”最初の信号を右に曲がったら、そのまままっすく行って次の信号を左”…ってずいぶんざっくりした説明だな~と思ったけど、なーるほど、そもそも信号がない。最初の信号まで約1㎞、右折しても次の信号が見えないぢゃあないかー!さらにてくてく歩くこと約2㎞、計4㎞を歩いてようやく大会本部の体育館に到着しました。
女性参加者は約1割で、更衣室も広く使えたし、トイレも待たずに使えました。
で、えーっと荷物預けはどこでしょう?と聞いたら、ここだよー、と教えてもらったテント。
あれ?誰もいません。
『係の人はいないよー。適当にそのへんに置いておいてね』とのこと。
このざっくり感。これぞ田舎の大会ね。そもそも田舎の大会には最小限の荷物でくるべし、貴重品などは持ってきてはいけませんね。
9時15分に、体育館のそばの畑の中からまずは34㎞がスタート。
すぐに森の中へ。あとはひたすらひたすら森の中を走る本物のトレイルでした。
イルドフランスには高い山はありません。なので、アルプストレイルの高低差900mなんて鉄人レースに比べたらそりゃあたいしたことないでしょうよ。それでも上って下って、道なき道をかきわけてひたすら進むコース。何よりも足場の悪いこと!
今月半ばから1週間以上続いた寒波がようやく去って、数日前に雨が降ったものの大会当日は何とか雨には降られませんでした。が、が、この数日前に降った雨で足場がとんでもないことになっていました。
ドロドロぐちゃぐちゃズルズルって感じでしょうか?前に進もうにも足が取られて進みません。
↑写真ではあまりわからないかな?もうほとんど田んぼの中を進んでいる感じ。
なんとかかんとか1周17㎞を走り終えてスタート地点に戻って来た時、34㎞に登録したことを激しく後悔しましたよ!『もう1回これを走るなんてー!』って。しかも1周グダグダで戻ってきてようやくあった給水所には水だけ。かろうじて持参してきた角砂糖をかじってエネルギー補給をして、折れそうな心に気合いを入れて2周目へ!
2周目に入ったら前に人がいないー。またしても一人旅?『もしかしてビリ?』という不安を抱きつつ、転ばないように前へ前へ。
遠くにランナーの姿がー。待ってくれー!追いついてやるぞー!
で、ゴール手前3㎞の上り&ドロドロコースを再び経てドロドロぐちゃぐちゃになって何とかゴールしましたー。
ゴール後にはサンドイッチ、暖かい飲みもの(スープ、ヴァンショーなど)にジュース&ガトーなどのサービスがありました。
はあ、きつかったー。疲れたー。久々にガッツリ走って、今日(大会翌日)はあちこち筋肉痛です。
きつかったけど、走り切った満足感はたまりませーん。これでフルマラソンも(ちょっとは)楽に走れるかな??