さてさて、秋のランニングシーズン。9月25日はパリとイルドフランス地方だけで15大会もありました。
Jジョギングクラブのメンバーの方も、『パリ~ベルサイユ16㎞マラソン』に行った人、パリ6区の『リュクサンブール10㎞レース』に出場した人などいろいろだったのですが、ワタクシはど、れ、に、し、よ、う、か、な~と迷った挙句、パリの南の近郊にある花見の名所・ソー公園で開かれたCOURSE DU SOUFFLE10KMレースに自転車で行ってきました。
※このCOUESE DU SOUFFLEのホームページはなかなかおもしろいぞ。
ホームページは→→(こちら)
2015年の大会の様子の動画→→(こちら)
ランニングコースの動画→→(こちら)
まず、パリ13区のワタクシの自宅から自転車で南下。隣の街のL’HAY LES ROSESには美しいバラ園があります。
この公園、なかなかGOOD!
バラ園に入らなければ無料だし、CAFE ,RESTAURANTもあるし、バラに囲まれてお茶するのにいいけど、駅から少し遠いのが難点。バラの見ごろは5月~7月だそうです。
我が家から自転車でちんたら走って約1時間でした。
この公園、ベルサイユ宮殿の庭と同じくル・ノートルの設計なのでよく似ていますね。ソー公園はランナーの聖地で走るのには最高。
うーーーん、空が広いぜー。イエーイ!
この解放感。パリの公園がピチピチのブリーフなら、ソー公園はバカボンのゆるパンぐらいの解放感があるのだ。とにかく広い・・・・。大きさは180ヘクタールだそうですが。まあざっくり言ううと、リュクサンブル公園があるパリ6区と同じくらいの大きさですね。
まず大会本部でゼッケンの受け取り。10㎞レースは16ユーロ。
この大会は「VAINCRE LA MUCOVISCIDOSE」という病気のチャリティマラソンなので、参加料が少しだけ高いのだ。10㎞のほかにも5㎞レースや子供1,5㎞レース、1,5㎞ファミリージョギング5㎞ジョギング(※ジョギングは当日申込みok。6€。ずっと歩いていてもOK)など、いろいろなカテゴリーのレースがあって、子供から大人まで楽しめるようになっています。
マラソン大会のほかにもいろいろなスタンドがいっぱいあります。
で、10時15分に10㎞レースがスタート。 バンっ!
コースは公園をぐるっと回る5㎞コースを2周走ります。このコース、スタート後すぐ林道みたいなコースに入るので、ランナーが詰まってしまって、ワタクシみたいに遅いランナーはいいけど、速いランナーはストレスになるかな・・・。
コースは100%土の上を走るトレイルコース。この公園コースもよく整備されて走りやすいし、アップダウンもあって走っていて楽しいコースでした。
で、ヨレヨレになってゴーーーール!! あーーー疲れたーー。
今日も10㎞何とか帰ってこられたぜぃ!
ゴール後、着替えていたら11時半頃~雨がザーーっと降ってきました。(あちゃー)
で、しばらく雨宿り。今日のパリベルサイユ16㎞マラソンに出場したランナーは雨でびしょ濡れになったんと違うかな??
雨が弱くなってきたので自転車でパリに向けてGO!
ソー公園の入り口、国道20号線には1944年に使われていた戦車があります。この国道20号線を北上して連合軍はパリをドイツ軍から解放したわけですね。
さてさて。酒を飲みに行っても、マラソン大会に出場してもまっすぐ帰ってこない”絶対寄り道主義”のワタクシ。今日の寄り道のテーマは、じゃーーん。
『作曲家・エリックサティの足跡を訪ねて』であります。
「おめーーにエリックサティがわかんのかよーあ~ん?」といわれそうですが、ワタクシ、こういう聞き流せる『ながら音楽』って結構好きなのよ。
それに、来週「ノルマンディハーフマラソン」で、エリックサティの記念館があるオンフルールまで行くのでお勉強しようと思いまして、はい。
作曲家エリックサティ→→(こちら)
CACHANの高さ38メートルある水道橋を超えるとサティが住んでいたARCUEILの街。
2階に1人で27年間暮らしていたのだ。おーー、何というしょぼさ。
今年になって、ラベルの家、ゾラの家、メーテルリンクの家など見てきましたが、どれも大邸宅。それに比べて世界的に知られている作曲家エリックサティの家がこんなアパートだとは。・・・、やはり音楽で食べていくのはむずかしかったのか・・・??
エリックサティと言えば、やはり一番有名なのはジムノペディ1,2&3(こちら)の一番でしょうね。この作品はサティが22歳の時に作った曲なのよ。うーーん、22歳に作った曲が一番有名というのは作曲家としてどうなんでしょうね・・・??
見晴らしのいいARCUEILの墓地にエリックサティのお墓があります。
ペールラシェーズ墓地のショパンの墓はいつもろうそくや花がいっぱいですが、エリックサティのの墓は、墓石にERIC SATIE1866-1925と刻んであるだけで何にもありません。(これも読みづらくなっている)後ろの塀にある石のプレートがなければちょっとわかんねーーです。
さーて、今日も10㎞走ったし、エリックサティの家も見たし。早く帰ってビール飲みながらジムノペディでも聞こうっと。
お疲れさまでしたーー。
また来週。