ル・コルビュジェ+エミール・ゾラ+FOULEE TRIELLOISE 10kmにチャリチャリ~と行ってきました!

5月の中頃に右足首を『バキッ‼』と骨折してしまったワタクシ《満》。

いやー、まいった、まいった。いてーのなんの。何も骨折するのが好きなわけじゃないのよ・・・・。まあこれはゲタ骨折というか、タマちゃん骨折というか…。(「5寸釘の呪い」という説もあるのだが)

最近、もうそろそろいいかな~と走ってみたのですが、「全然走れない・・・・。」息はゼイゼイ、足はフラフラ。で、5kmも走れなかったのよん。

2016年の秋・冬のランニングシーズンに向けてこれではお話にならないので、8月28日に、イルドフランスのYVELINES県TRIEL SUR SEINEの10kmレースにチャリチャリ~と出場してきました。

まず出発はRER A線のGARE LYON駅。16,8,28trielloise-1

日曜日は空いているので自転車もOKです。16,8,28trielloise-2

16,8,28trielloise-3で、RIEL SUR SEINE着くと、大会本部は駅前にありました。うれしい~。マラソン大会というのは、街はずれのスポーツ施設でやることが多いので、初めて行く大会は迷うことがあるのよね。16,8,28trielloise-4

 

 

 

まず大会本部で10kmレースの申し込み。当日申込みだとTシャツがついて登録料は12ユーロでした。こういう当日申込みOKの大会はパリでは少なくなっているからうれしいわ~。雨の中を走る根性のないのだ。16,8,28trielloise-5

コースは住宅街5kmコースを2周です。

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ちなみに今回興味があったのは、テロの後市民マラソン大会は何が変わったのか??ということでして・・・・。

最近フランスでは、大きなイベント(花火大会、野外映画祭、リール国際ハーフマラソン等)次々に中止になっています。まあ、これは、7月14日にニースで起きた、武器をほとんど使わずにトラックで85人を殺害したテロの影響が大きいんでしょうね。

この大会はど田舎の小さな大会ですが、入口で荷物チェック、金属探知機を使ったセキュリティチェックがありました。しかし、Tシャツに短パンのランナー1人1人に金属探知機を当ててどうすんだよー、と思いましたが、まあこれは自爆ベスト対策なんでしょうね。コース内に駐車していた車には発進できないようにバリケードとガムテープが貼ってあります。

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で、10時15分に10kmレースがスタート。ドン!

コースはスタートして500m走った後に1kmのひたすらの登り。うそ~~~!久々のレースでこれかよー。まるでシャンパーニュマラソンのよう。

10kmマラソンの参加ランナーは400人ほどだったので、すぐにバラバラになって走りやすくはあったけど・・・。

1,5kmの平らなコースの後は1kmほどずーっと下り。急な下り坂って、足首やひざにダメージが大きいのよね。イテテ・・・。こんな5kmのコースを2周して、最後はフラフラになってゴーール。

あーーー、疲れたー。めちゃ暑かったーー。でも歩かなかったぜぃ。

この大会はゴール後がけっこうよくて、水・コーラ・オレンジジュース・バナナ・オレンジ・ポテチ・ナッツ・プルーン・チーズ、と何でもありました。

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レースの後はクールダウンでサイクリングへGO!

対岸から見るTRIELの街はこんな風景。16,8,28trielloise-11

 

 

 

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まずは近くにあるMEDANの街。ここにはエミールゾラとメーテルリンクの住んだ家があります。

「おまえみたいなアホにゾラやメーテルリンクがわかるのかよー???」と言われそうですが、この2人は、フランス文学に挫折しまくったワタクシでもかろうじて知っている作家なのよん。

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まずノーベル賞作家、メーテルリンクが住んでいたメダン城。ふーーん、こんな立派なお城に住んでいたのね。この人は何といっても『青い鳥』が有名ですね。「幸せの青い鳥を探してチルチルとミチルは旅に出るが、青い鳥は結局自分たちの家にいた」・・・みたいなオチだったような・・・?小学生のころ、子供文学全集みたいなので読んだことがあるかな?

その次はすぐ近くにあるエミールゾラの家へ。詳しくは(こちら16,8,28trielloise-15

ところが2018年まで記念館は工事で閉まっておりました。16,8,28trielloise-16

ふーーん、こんな大きな家に住んでいたのね。

 

 

 

しかし、近くにあるバルザックの家もそうだけど、なんでフランスの作家はこんな大邸宅に住みたがるのかね?印税がよっぽど入るのかな?画家の家は大したことないのにね・・・。

ゾラは『居酒屋』と『ナナ』しか読んだことがないけど、食べ物や酒や女のことをよく書いているので、フランスの作家の中では読みやすいかも。(ちなみに『ナナ』に出てくるヴァリエテ座はレストラン「おぐら」の近所にあるのだ)

さて、次は南下してPOISSYのまちにGO!

今日の一番の目的がここ。

じゃーーーん。16,8,28trielloise-17

『ル・コルビュジェのサヴォワ邸』。→詳しくは(こちら

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「てめーみたいなドアホにル・コルビュジェ様がわかるのかよー??」と言われそうですが、最近ル・コルビュジェの作品群は世界遺産になったので(※上野の国立西洋美術館本館も世界遺産に指定されました)、この個人邸宅の最高傑作と言われているサヴォワ邸には行ってみたかったのよん。

ちなみに、ワタクシのアパートのすぐ近くには「PLANEIX邸」→詳しくは(こちら)というコルビュジェの作品があるのですが、こちらは世界遺産に登録されていないのだ。・・・なぜだ??

サヴォワ邸は道路からは見えません。入り口から50mほど歩くと、広ーい芝生の庭の真ん中にポツンと建っているのがサヴォワ邸です。入場料は7,5ユーロ。日本語のパンフレットもあります。16,8,28trielloise-19

これがらせん階段。16,8,28trielloise-20

 

16,8,28trielloise-21これがコルビュジェが多用するスロープ。

 

 

 

これが客用の風呂。16,8,28trielloise-23

 

 

 

うーーん、ワタクシの家とは大違い。

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かっちょいーぜぃ。とにかく室内が明るいのでびっくり。85年前に作られた家とはとても見えません。

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これが2階のサロン。16,8,28trielloise-2816,8,28trielloise-2916,8,28trielloise-30

 

 

 

 

このスロープを上ると屋上庭園があります。16,8,28trielloise-31

しかし、かっこよすぎて生活感がないよね。このサロンでこたつに入って紅白なんて見ちゃいけないんだろうね・・・。

ここが屋上庭園。

 

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ここでル・コルビュジェのデッキチェアーに横になって少しお昼寝。

溢れる光の中・・・・。

青い空・・・。

白い雲・・・。

あ~、ここにキリッと冷えたシャンパンがあったら・・・・。

世界遺産で昼寝なんてすっげ―贅沢な時間ですよね。

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ワタクシみたいな建築についてはまるっきりど素人な人間には、近代建築の五原則(「ピロティ」「自由な平面」「自由な立面」「水平連続窓」「屋上庭園」)なんてちんぷんかんぷんでありますが、”巨匠””天才”と言われている建築家、設計士、家具などの工業デザイナー、画家、詩人のル・コルビュジェの頭の中…って、ワタクシなんかとはぜーーんぜん違うのはわかったね。やっぱり感性がちがうのよ。

サヴォワ邸に行くならこの日のように晴れの日がベストです。

 

サヴォワ邸を出て坂を下るとPOISSYの教会。かなり立派な古い教会ですが、時間がないので今日はパス。16,8,28trielloise-36

で、POISSYからサンラザール駅までびゅーんと帰ってきました。16,8,28trielloise-37

何とか10kmも走れたし、念願のサヴォワ邸も行ったし、HAPPYな日曜日でした。イエーイ!

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